【F1】ハース「廃止する理由はない」Tウイング廃止の動きに反論

ハースのチーム代表は、Tウイングを即時廃止に反対意見を持っており、これまで廃止されてこなかったパーツを例に取り上げた。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、安全性とコスト面の理由でTウイングを廃止するべきだと主張した。

 それはバーレーンGPフリー走行2回目時に起きたアクシデントがきっかけとなった。メルセデスのバルテリ・ボッタスが走行した時、彼のマシンに搭載されていたTウイングがトラック上に落下し、それにレッドブルのマックス・フェルスタッペンが乗り上げたことによって、フロアを破損してしまったのだ。

 なお、アクシデントの後、メルセデスはTウイングを補強して再び装着して走行している。

 金曜日、安全性の観点からTウイングの即時廃止について議論を行うために、F1は技術規則協議を設定した。そこでハースのギュンター・シュタイナーは、各チームに設計の安全性が十分に確保できていることを保証させるという案を主張した。

 シュタイナーは、廃止が求められているTウイングについて次のように語った。

「(マシンから)パーツが落ちてしまっただけだ。その問題はメルセデスとFIAの間で解決すべきことだ」

「私には、なぜそのようなミスが起きてしまったのかわからないため、アクシデントの当事者がFIAに状況を説明して、その後はFIAの判断を仰ぐべきだ」

「すべてのパーツにおいて同じように言えるだろう。これまでどれほどのウイングがトラック上に落下したんだ? 昨年、我々もそのような事態に陥った。しかし、フロントウイングが廃止されることはなく、修正するように要求された」

「昨年のトロロッソもそうだ。彼らはホイールリムの設計でいくつかの問題を抱えていたが、FIAはそれを禁止することなく、修正するように指示した」

「これまでと同じことだ。ただそれがTウイングであるだけだ。ある人はTウイングが好ましくないと言及しているようだが、我々にはそれを廃止する必要はない」

 またシュタイナーは、ハースがオーストラリアGPのフリー走行でTウイングを外すように命じられた際には、メルセデスが起こしたようなアクシデントは起こっていないとも指摘した。

 その対処法としてハースは、カーボンファイバーをシャークフィンの両側に入れて補強した。そうすることでTウイングに伝達される振動を最小限に抑えることができた。

 ただし、ボッタスのTウイングは、シャークフィンとは独立して設置されているため、ハースの例とは異なる。

「我々のTウイングが外れることはなかった。Tウイングが外れないように強化するよう(FIAに)求められた。我々は決してリスクを冒しているとは思っていなかった」とシュタイナー。

「FIAはTウイングが揺れているのが気にかかったようで、我々はTウイング以上にシャークフィンを補強しなくてはならなかった」

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シリーズ F1
チーム ハースF1チーム
記事タイプ 速報ニュース