【F1】バクー予選:ハミルトンPP獲得。2番手ボッタスに0.4秒差つける
F1第8戦アゼルバイジャンGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分40秒593を記録しポールポジションを獲得した。















F1第8戦アゼルバイジャンGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分40秒593を記録し、ポールポジションを獲得した。バルテリ・ボッタスも2番手に入り、メルセデスがフロントロウを独占することとなった。
Q1:マクラーレン勢Q1敗退
現地時間17時よりアゼルバイジャンGPの予選Q1がスタートした。
まずはフェラーリのキミ・ライコネンが1分43秒419をマークし、トップタイムとなるが、残り10分を切ったところでメルセデスのルイス・ハミルトンが1分42秒384を記録し、首位に立った。
初日好調だったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは1分42秒860をマークし2番手へ浮上。ライコネンが一時フェルスタッペンのタイムを上回るものの、負けじとフェルスタッペンが1分42秒544をマークし2番手を奪い返した。
セッション残り5分のところで、ハミルトンが1分41秒台を記録し、ベストタイムを更新した。
上位チームとフォースインディア勢、フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)らがピットインする中、Q2進出をかけて残りのドライバーたちがアタックを行う。
その中、マクラーレンのふたりは劣勢だった。フェルナンド・アロンソはセッション中盤にアタックラップを行おうとしていたが、トラフィックに邪魔されてしまい、チーム無線で怒りを露わにした。さらにラストアタックでもオーバーランしてしまったため、そのままピットへ帰還。Q2進出まであと一歩の16番手に終わった。またその同僚のストフェル・バンドーンもタイムが振るわず、19番手という結果に終わった。
Q1敗退となったのは、アロンソ、ロマン・グロージャン(ハース)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、バンドーン、FP3でマシンが炎上したため予選出走が叶わなかったジョリオン・パーマー(ルノー)となった。
Q2:ストロール、7番手でQ3へ
続いて行われた予選Q2。まず最初にトップタイムを記録したのはライコネンで、1分42秒114だった。
残り10分を切ったところでメルセデス勢がアタックを開始。ハミルトンが1分41秒992をマークしトップタイムを塗り替え、さらにボッタスが0.040秒差の2番手タイムを記録した。
ハミルトンの勢いは衰えることなく、1分41秒275をマークしてトップタイムを更新。2番手のボッタスに0.7秒差つけた。
そのボッタスを上回ったのはフェルスタッペンで、ハミルトンの0.6秒差のタイムをマークした。その後、ハミルトンとレッドブル勢がピットに帰還した。
5分を切ったところでタイヤをリフレッシュしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が2度目のコースイン。渾身のラストアタックで一時2番手に浮上するも、同じくラストアタックでタイムを伸ばしたボッタスが2番手を奪い返したため、3番手となった。
Q2敗退となったのは、10番手のエステバン・オコン(フォースインディア)のタイムに敵わなかったトロロッソ勢、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)だった。
Q3:ハミルトン、圧倒的タイムでPP獲得
ポールポジションを争う予選Q3。セッションスタートとともに、ボッタス、リカルド、ハミルトンらがコースインしていった。
まずボッタスが1分41秒274をマークし、Q2でハミルトンが記録したタイムを1000分の1秒上回った。ハミルトンはセクター1と2でベストタイムを叩き出していたが、セクター3でタイヤをロックさせてしまったことでロスタイム、2番手となった。
フラットスポットを作ってしまったハミルトンは、チーム無線でタイヤを履き替えるかどうか聞かれるも、タイヤの熱を入れ直さなければいけないことを懸念し、その提案を断った。
しかし残り3分のところで、リカルドがターン6のコース脇でストップ。アウト側のウォールに左リヤタイヤをヒットさせたことで、ホイールからリムが落ちてしまい、走行が不可能になってしまったのだ。リカルドのマシンを回収するために赤旗が振られた。
残り3分33秒からセッションが再開。グリーンシグナルが点灯したと同時にフェルスタッペンが先陣を切ってコースインしていく。
ラップタイムを考えれば、アタックラップのチャンスは各車共に僅か1周。そんな苦境の中でも、抜群の集中力を発揮したハミルトンが、チェッカーフラッグを受けながら1分40秒593をマークしてトップタイムを塗り替えた。その後にフェラーリ勢もタイムを更新するも、メルセデス勢のタイムには届かず、3-4番手に甘んじた。
結局ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手のボッタスに0.4秒差つけた。3番手はライコネン、4番手はベッテルだった。初日好調を見せていたフェルスタッペンは5番手となった。
6番手以下は、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、オコン、ランス・ストロール(ウイリアムズ)、マッサ、リカルドという順だった。
アゼルバイジャンGP決勝は、25日の日本時間22時よりスタートする。
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アゼルバイジャンGP |
サブイベント | Saturday qualifying |
ロケーション | バクー・シティ・サーキット |
執筆者 | Ben Anderson |