Stoffel Vandoorne

【F1】バンドーンのコラム「ただ完走することだけを目指していた」

マクラーレンからF1フル参戦デビューを果たした、ストフェル・バンドーンの独占コラム。その第2回目をお届け。

 ストフェル・バンドーンは、2017年シーズンのマクラーレン・ホンダのレギュラーシートを射止めた。レギュラードライバーとしての初シーズンに臨むバンドーンは、どのようなモチベーションで日々戦っていくのか? 彼の心情を綴ったmotorsport.com独占コラム、その第2弾をお届け。

決勝で”走行最長距離”を更新

 オーストラリアGPは、マクラーレン・ホンダにとって辛い週末になることは分かっていた。だから、いくつかのポジティブなことを持ち帰ることができたのは良いことだった。

 僕らはバルセロナテスト以降、少なくとも少しは前進した。純粋なペースと言う点ではまだまだかもしれないが、僕らはこれまでよりも正常に走ることができた。

 確かに、フリー走行中には、僕のクルマにも、チームメイトのフェルナンド・アロンソのクルマにも、いくつかの問題が起きた。でも、基本的には多くの周回をこなすことができたし、レースを完走することができた。実際、レースで走った距離は、これまで走れた距離の中で最長記録だった。

 おそらくそれは小さな一歩だけど、パフォーマンスを上げるためにはまだまだ長い道程がある。

Q2進出も狙えたはず

 予選はとても難しかった。僕らは燃圧に問題を抱えていて、その原因が何なのかを理解するまでにしばらく時間がかかった。それは、僕の予選を断念する必要があるということを意味していた。最終的に僕は1回のアタックラップを行い、18位になった。

 それはもちろん、僕らが望んでいた結果ではなかった。だって最後のフリー走行では、なかなかのペースで走れたし、クルマからのポジティブな感触を得ていたから。

 僕らは正しい方向に進んでいると感じたし、実際にはQ2進出に挑戦できたと思う。だから、トラブルを抱えてしまったことはとても残念だ。

完走できたが、パフォーマンスは高くない

 レースは、僕らにとって非常に厳しいモノだった。スタート前から、それは分かっていたんだ。ステアリングホイールの操作の面でもね。マシンを完走させるためには、しなきゃいけないことがたくさんあったんだ。

 僕のクルマのダッシュボードは動かず、燃料を節約する上で何をしなきゃいけないのか、全く分からなかった。だから、レースの序盤はとても難しかったよ。ステアリングには何の情報も表示されず、それがリセットできるようになるまで、しばらく時間がかかった。

 次に、マシンはパワーを失い始めた。その時、僕らは何が原因なのか、分からなかったんだ。だから僕たちは早めにピットインすることを決めた。そして、僕らはそのタイミングでマシンをリセットすることができた。

 クルマが完全に正常な状態に戻るまでには、ピットストップの後さらに2周を要した。それからは孤独なレースだったんだ。ブルーフラッグに従わなければならなかったし、誰かとレースをするようなこともなかった。ただ完走を目指して走るだけだった。

 レースが終盤に近づくに連れ、僕のペースが良くなっていった。この状況下で、できる限りのことを引き出すことができたと思う。

 しかし僕らの根本的なパフォーマンスは、強いと言えるようなモノじゃない。僕らのパッケージは、まだそこまで至っていない。ライバルと戦い、良いポジションを争うためには、多くのことを改善する必要がある。僕らは、最終的にはそこに辿り着けると信じている。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストラリアGP
サーキット アルバートパーク・サーキット
ドライバー ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース
Topic Stoffel Vandoorne