【F1】バンドーン、バトンを擁護「テストしてなくても彼は問題ない」
モナコで参戦復帰するバトンに対し、ストフェル・バンドーンは、MCL32をテストしなかったことが重大な出来事になるとは思えないと語った。








17年間にわたるF1キャリアの後、ジェンソン・バトンは、昨年末をもってマクラーレンのレギュラードライバーの役割から離れ、事実上のF1引退となっていた。しかしバトンは、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役として、急遽モナコGPに参戦復帰する。
バトンは未だ、レギュレーションの見直しによりダウンフォースレベルの高くなった2017年のマシンを、ドライブしていない。代役として参戦復帰が決定した後、バーレーンでのシーズンインテストが行われ、MCL32をテストできるチャンスがあったのにも関わらず、バトンはそこでもテストを行わなかった。そのようなバトンの態度には、ウイリアムズのフェリペ・マッサらも眉をひそめた。
しかし、マクラーレンのルーキーであるストフェル・バンドーンはバトンを擁護し、実際にMCL32をテストしなかったことは重大な出来事ではないと語った。
バンドーンに対し、バトンが参戦復帰する件について尋ねたところ、彼は次のように答えた。
「彼は大丈夫だと思うよ」
「彼はしばらくマシンに乗らなかった。そしてモナコを迎える。でもモナコは低速サーキットだ。少なくとも超高速サーキットとは言わないと思う」
「彼はうまくいくと思うよ。彼は17年間のF1キャリアを持っている。彼はマシンを操縦する方法を理解しているはずだ。彼は以前モナコで優勝しているから、何も問題はないと思う」
GP2とフォーミュラ・ルノー3.5でモナコをドライブした経験を持つバンドーンは、タイトなサーキット特性がバトンを手助けしてくれると信じている。
「もちろん、マシンは速い。でも低速コーナーの周辺ならば、これまでのマシンとの勝手と非常に近い。もしかしたら少し速く感じるかもしれないけど、それが最大の問題になるとは思わない」
「彼は17年間F1で過ごしていたんだ。これまでも速いマシンを乗りこなしていた。きっと彼はすぐに感触を掴むことだろう」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | モナコGP |
ロケーション | モンテカルロ |
ドライバー | ジェンソン バトン , ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |