【F1】パーマー「冬にジムをサボっていたドライバーはすぐに”バレる”」
ジョリオン・パーマーは、2017年のF1マシンが速くなり身体的な要求が大きくなれば、鍛えていないドライバーが”発見される”と考えている。






2017年のF1マシンは、空力のレギュレーション改正と幅広タイヤの導入によってダウンフォースとグリップが増し、1周あたり5秒速くなると予想されている。
マシンが速くなれば、当然ドライブする上での身体的要求が大きくなる。ルノーのジョリオン・パーマーは、新しいF1マシンが”ドライバーをテスト”することになり、十分に鍛えていないドライバーが浮き彫りになると考えている。
「(ドライバー間で)違いが生まれるだろう。僕たちは実際、来年のマシンのパフォーマンスを正確に知っているわけではない。タイヤがどういう挙動をするのかわからないし」とパーマーは語った。
「もし僕たちが考えている通りになれば、冬の間にちゃんとジムに通っていた人とそうでない人が、シーズンの早い時期にわかると思う。この冬にジムに行くのをサボっていたドライバーがいれば、バレてしまうと思うよ」
「今年のマシンは速くなる。間違いなく今までのレースよりもはるかに速くなり、運転するのが挑戦になるだろう。身体的にも同様に難しくなる。それは本当にエキサイティングなことだと思う」
新しいマシンがレース自体をより面白いものにするかどうかについては、パーマーは確信を持っておらず、実際にレースをしてみなければそれを語るのは不可能だと認めた。
「どうだろう。誰かのマシンの後ろについている時でも、スパのオー・ルージュを全開で行けるようにはなるかもしれない。そうすれば、大きなスリップストリームを得ることができる。DRSが使えない時でも、スリップストリームの効果が増えるかもしれない。でもそれはコースに出てみるまではわからない」と彼は語った。
「マシンに多くの空力装置が付いていた2007年や2008年のマシンを振り返ってみれば、DRSがなかったにもかかわらず、オーバーテイクがあった」
「新しいマシンが生むスリップストリームは巨大なものになる。これまではそんなに大きなものではなかったので、二重の効果が得られるだろう。正確には、メルボルンに行ってみないとわからないと思うけど」
「今年マシンが速くなれば、一般的により大きなチャレンジになるが、いくつかのコーナーでは全開で抜けられるようになるので、逆に難しくなくなるところも出てくるだろう」
【関連ニュース】
【F1分析】”気流の流れ”が一変!? 2017年空力規則を解析
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ジョリオン パーマー |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Pablo Elizalde |