【F1】ビルヌーブ「バクーは最高の”ショー”だった。どこに問題が?」

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【F1】ビルヌーブ「バクーは最高の”ショー”だった。どこに問題が?」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2017/06/28 9:29

ジャック・ビルヌーブはアゼルバイジャンGP決勝中に起きた、ベッテルのハミルトンへの抗議の”体当たり”を擁護しているようだ。

Jacques Villeneuve, Movistar TV
Michael Schumacher, Ferrari F310B turned into Jacques Villeneuve, Williams FW19 Renault at the Curva Dry Sack
Start: Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08, Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H, Max Verstappen, Red Bull Racing RB16
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08, Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
The car of Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08
Ferrari engineer watch the car of Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 F1 W08 makes a pitstop to change the cockpit surround
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08, Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H
Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08 at the start of the race
The car of Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルはアゼルバイジャンGP決勝のセーフティカーラン中に、メルセデスのルイス・ハミルトンに抗議の”体当たり”を行ったことに対して、元F1王者のジャック・ビルヌーブは『見苦しいが、大騒ぎするようなことでもない』と、彼を擁護している。

 リスタートに備え、セーフティカーとの距離を取るために減速したハミルトンの動きを、自分に対して”ブレーキテスト”を行ったように感じたベッテルは、ハミルトンの横にマシンを並べると手を上げて抗議すると共に、ハミルトンに”体当たり”した。

 のちにベッテルには10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられたが、ペナルティを消化した彼はヘッドレストの固定が緩んだ問題で緊急ピットインしたハミルトンの前でコースに復帰したため、ハミルトンは『ペナルティは十分ではなかった』と主張した。

 一方、ベッテルが主張したハミルトンの”ブレーキテスト”についてはFIAが調査を行い、否定している。

 1997年の最終戦へレスで、ミハエル・シューマッハーとの悪名高いクラッシュに巻き込まれたその年のF1王者ビルヌーブは、バクーの一件はそれとは全く似ていないと主張した。当時のシューマッハーには、ドライバーズランキング2位剥奪(個人成績、コンストラクターズポイントは有効)という厳罰が下っている。

「(1997年のヘレスと今回のバクーは)全く違っている。彼らは時速10マイル(時速16km)かそこらで走っていたんだ。誰がそんなものを気にするんだ」とビルヌーブはmotorsport.comに語った。

「もちろん、あれは見苦しいものだった。だけど根本的にはルイスが彼にブレーキテストしたんだ。僕はドライバーだ。自分もそれを経験したことがある」

「誰であろうと僕にブレーキテストをしたドライバーには、セブがやったようなことを自分もするだろう。彼はペナルティを受けた。僕が想像する限り、新しいルール上で最も重いペナルティだ」

 ビルヌーブは、ベッテルがハミルトンの脇にマシンを並べたとき、彼にマシンを当てるつもりはなかったはずだと主張した。

「私は、ベッテルがハミルトンに当てようとしていたとは考えていない。彼は片手でステアリングを持ち、ハミルトンを見ながらもう一方の手で抗議していたんだ」

「もし誰かにマシンを当てようとするなら、両手をステアリングに置いているはずだろう!」

「それでいいんだ、全く問題ない。”クール”だよ。ある意味、ドライバーたちに感情があるのを見られて僕はハッピーだ。それは素晴らしいし、楽しい」

「ふたりの男がチャンピオンシップを争っていて、お互いに対して怒っている。そして、結局ダメージはなかったんだ。どこに大きな問題があるんだ?」

「素晴らしいTVショーだったよ。彼らを見られて良かった。僕に言わせれば、ルイスが(チームメイトのバルテリ)ボッタスにスローダウンさせてベッテルを抑えさせるようチームに要請したのよりは、はるかに良いことだったと思うね。あれは不愉快だった」

”ウィービング”に対するペナルティを増やすべき

 ビルヌーブは、ボッタスとキミ・ライコネン(フェラーリ)のオープニングラップでの接触に関して、スチュワードがペナルティを出さなかったことにも満足しているようだが、同時にそれが現代F1の矛盾した裁定の一例だと示唆した。

「キミに突っ込んだボッタスは、結局ペナルティを受けなかった。しかし同時に、ルールとしてバトルでの接触やミスは許すべきだ」

「ペナルティがなかったことには満足している。しかし他のケースでも、ミスやバトルでの接触は許されるべきだ。レースをしているんだから、ミスをすることもあるし、他の誰かに突っ込むこともある」

「しかし、(マシンのラインを変える)ウィービングに関しては、もっとペナルティを出すべきだ。それに対してペナルティが出たのを見たことはほとんどない。モントリオールでは(マクラーレンのストフェル)バンドーンがある時それをやっていた。(トロロッソのカルロス)サインツは最低限のペナルティは受けたがね」

「時に、過激なウィービングを見ることがある。それは罰せられるべきだ」

「ボッタスの一件はお粗末なドライビングだったが、レースでのバトルだ。ベッテルがやったことは良いことではないしスポーツマンらしくはなかったが、見ていて楽しむことができた」

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