【F1】ピレリ、来季ウエットタイヤ開発のために補足テストを計画

ピレリタイヤは予定されている日程以外で、旧型のマシンを使用して来季用の新しいウエットタイヤのテストを行いたいため、F1チームに協力を依頼した。

 ピレリは、2018年ウエットタイヤのテストを計画しており、現状では、5月31日-6月1日(ポール・リカールサーキット)と7月19-20日(マニ・クールサーキット)にテスト日を設定している。それぞれ5月はレッドブル、7月はマクラーレンと共にテストを行うという。

 残りのテスト日は全てドライタイヤに充てられるかと思われたが、ピレリは予定されている日程以外で、旧型のマシンを使用して来季用の新しいウエットタイヤのテストを行いたいがため、F1チームに協力を依頼した。

 先週行われたF1ストラテジーグループの会議で、ピレリの要望通りに"補足テスト"を行うと可決されたため、各チームは2015年型マシンの稼働状況について確認し合ったという。

 2015年型マシンと新型マシンでは、タイヤサイズやダウンフォースレベルに違いがあるが、それでもピレリは有益なデータを得る事ができると考えているようだ。

 motorsport.comは、ピレリF1の代表であるマリオ・イゾラに対し、今回の件について訊いた。

「紛れもなく我々からのリクエストだ」

「旧型のマシンや以前のタイヤサイズでも、ウエットとインターミディアムの補足的なテストを行う事ができると我々は考えている」

「もちろん、いくつか共通したベースラインがあるため、新しいアイデアと突き合わせて比較し、新しいタイヤの開発に役立てることができるだろう」

 イゾラはそのテストにいくつかの妥協点があることを認めた。

「確かにマシンもダウンフォースもタイヤサイズも異なっている。だが、ある特定の領域では新しいソリューションを試す事ができるだろうし、2018年タイヤの開発を取り組む上で重要なフィードバックを得る事ができると考えている」

「アイデアとしては、我々の方向性を定めるために以前のマシンでテストするつもりだ」

「現行のマシンでは稼働日数に制限がある。しかし以前のマシンならば事前に作業を行う事もできる。そうする事で現行のマシンで行うテスト項目を減らす事ができるだろう」

 このテストにかかるコストに関しては、ピレリが全額負担する予定であり、全チームに協力を呼びかけているとイゾラは明らかにした。

「現時点では話し合いしか行われていない。我々は全てのチームにこの提案を持ちかけた。どのチームにとっても忙しい時期だ。協力してくれるチームを探すことは容易ではない」

「だが彼らは基本的に協力的であり、我々を手助けようとしてくれている。我々の補足テストに協力してくれる2チームは見つかると確信している。バルセロナでいくつかの候補が出るだろう」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース