【F1】ピレリ”雨用”コンパウンド見直しを検討。早ければ中国GPにも

ピレリは、バルセロナでテストしたウエットタイヤのコンパウンドを見直し、中国GPで新たなタイヤの導入を考えているという。

 F1にタイヤを供給しているピレリは、バルセロナで行った合同テストの際に試したタイヤが理想的なものではなかったことを認め、コンパウンドを見直して、中国で新たなものを投入する予定だと明らかにした。

 ピレリは、2017年シーズンに向けてウエットタイヤの改善を行ってきた。また今年からタイヤ幅が広くなるため、それに伴いピレリの作業は複雑化していた。

 1月にはフェラーリがフィオラノでこのタイヤをテストしていた。さらにはバルセロナで行われた1回目の合同テストの最終日にも、人工的にウエットコンディションを作り出し、ウエットタイヤのテストを行った。

 この新しいウエットタイヤに好印象を示したドライバーもいる中で、ピレリ・モータースポーツの代表であるポール・ヘンベリーは、改善されたウエットタイヤを早急に提供するためにも、作業に取り組んでいるという。

 ヘンベリーは、「コンパウンドの作動範囲を変えなければいけない」と話した。

「ともかく、フルウエットタイヤでもこれをやろうとしてきた」

「今年は、セーフティカーの撤収後にスタンディングスタートを行うことになっているので、我々はタイヤの改善に取り組んできた」

「それに加えて、昨シーズンに受けた指摘としては、タイヤを作動させられないというものがあった。その点の改善に取り組んできたが、今日のテストを見ると、ドライバーたちはインターミディエイトタイヤで苦労していた」

「ドライバーは『インターミディエイトタイヤはこれで満足しているから、何も変えるな』と言っていたが、(インターミディエイトタイヤを履いて苦労していたことには)タイヤの幅が広くなったことも影響している。なのでウエットタイヤと合わせて、こちらも変えていく必要がある」

 またヘンベリーは、早いうちにコンパウンドの研究を進めていくことができるだろうと話す一方、コンパウンドの異なる2種類のウエットタイヤを用意する余地があることも示唆した。

「2種類のコンパウンドのタイヤを必要とする状況もおそらくあるだろう。ひとつは気温の高い場合のウエットコンディションに合わせたもので、もうひとつはシルバーストンやスパのような気温の低い場合に使用するものだ」

「最初のコンパウンド変更を考えても、中国GPまでに何か準備するつもりだ。我々が開発してきたものが、最終的な結果として導入されるだろう」

【関連ニュース】

【F1】合同テスト4日目総合:跳ね馬の好調続きライコネンが首位

【F1】合同テスト4日目午前:ウエットテスト実施。マクラーレン3番手

【F1】バルセロナ合計3185周走行。ピレリ「目標は達成できた」

【F1】ピレリ「F1が望むタイヤを用意した。退屈になっても責任はない」

【F1】ピレリ、”万が一”に備えて従来に近いバックアップタイヤ用意

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース