【F1】フェラーリが見せた、余裕の”駆け引き”を警戒するレッドブル

バルセロナテスト3日目、ベッテルがフェラーリのポテンシャルを隠すためにストレートでアクセルを緩めた余裕をレッドブルは警戒しているようだ。

 レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、バルセロナテストでフェラーリが見せた”駆け引き”を警戒しているようだ。

 バルセロナ公開テスト2回目の3日目午前、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはスーパーソフトタイヤでアタックを行い、メルセデスのバルテリ・ボッタスが出したそれまでのプレシーズンベストタイムに0.004秒差まで迫ったが、ベッテルはニューマシンSF70Hの真の速さを隠すために、このラップの最終コーナーからの立ち上がりでアクセルを緩めていたのだ。

 後にベッテルは故意にアクセルを緩めたことをテストプログラムの一環だと語った。一方で、ヘルムート・マルコは、レッドブルはフェラーリのペースを少し心配していたと語り、プレシーズンテストでそんな”駆け引き”を使うのは、フェラーリの自信の表れだと述べた。

「フェラーリは非常に強く、信頼性も高い」とマルコは『Redbull TV』で語った。

「それが昨年との違いだ」

「私が少し心配しているのは、ベッテルがとても良いんじゃないかということだ。彼はファステストラップ中だというのに、メインストレートでアクセルを”挑発的に”緩めた。誰もがわかるほどに」

「こういうことをする時は、マシンをよく理解していて、大きな自信を持っている時だ」

 フェラーリとレッドブル、メルセデスは競争力が近いと考えられているが、マルコは燃料搭載量やエンジンマッピングの設定のせいで、テストではレッドブルの実際のペースが表れていないと考えている。

「手の内を全部見せたところはどこもない」と彼は語った。

「もし燃料を10kg余分に積めば、0.35秒タイムが落ちる。さらに、エンジンのマッピングが異なるため、タイムは1秒落ちる……こともある」

「多くのモノが隠されていたが、(開幕戦オーストラリアGPの)レースがこの(テストの)ような気温で行われたら、間違いなくフェラーリは優勝争いをするだろう」

アップデート導入予定のレッドブル

 レッドブルのテストプログラムは、ルノー製パワーユニットの信頼性不足に影響を受けたが、マルコは開幕戦のメルボルンで大きな進歩を予想しており、大きなアップデートが投入されることを示唆した。

「いくつか厄介な故障が発生した。実際は、毎回同じ問題だった」と彼は説明した。

「それゆえ、我々は目標としていたほどの進歩を達成することができなかった」

「伝統的に、メルボルンに向けて多くの新しいパーツが用意され、見た目も変わるだろう。しかしマシンのカラーは変わらない」

ボッタスはペース不足

 マルコは、メルセデスに新加入したバルテリ・ボッタスは、チームメイトのルイス・ハミルトンに匹敵するというところをまだ見せられていないと考えている。さらにマルコはメルセデスが速くても、これまでよりハミルトンに近づくことができるようになると主張している。

「バルセロナでは、ボッタスがハミルトンのスピードには届かないことが示された」と彼は語った。

「メルセデスはこれまでと同じくらい技術的なアドバンテージを持っていないと、1-2態勢は維持できないだろう」

「そして、ライバルたちはメルセデスのドライバーたちの間に割って入ることができる」

 【関連ニュース】

【F1】ベッテル、最速タイム記録も”対メルセデス”には慎重な姿勢

【F1テスト分析】ホンダの総走行距離1978km。メルセデスは12479km

【F1】ハミルトン「フェラーリの速さが”見せかけ”だなんて言ってない」

【F1】目標は達成したと自信のルノー「信頼性とのバランスに取り組む」

【F1】テスト3日目午前:ベッテル最速更新。バンドーン2度ストップ

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
チーム フェラーリ , レッドブル
記事タイプ 速報ニュース