【F1】フェラーリ、スペアパーツ不足でウェットタイヤテスト継続断念

フェラーリはフィオラノでピレリのウェットタイヤをテストしていたが、初日のクラッシュが原因で2日目のテストを中止することになった。

 フェラーリは2月9日から2日間、フィオラノ・サーキットでピレリのウェットタイヤをテストする予定だった。しかしながら、初日にセバスチャン・ベッテルがクラッシュし、スペアパーツが不足したため、2日目の走行を中止せざるをえなくなった。

 ベッテルは、フィオラノ・サーキットにある立体交差を渡った後の下り坂のブレーキングでランオフエリアに飛び出し、バリアにクラッシュした。

 今回のテストは人工的に路面を濡らし、改造してダウンフォースを増やした状態の2015年型マシンを使用して行われていた。ファクトリーにマシンを戻して修復を試みたフェラーリだったが、テストを再開するために必要なスペアパーツが足りなかったため、テストの中止を決定した。

 テスト2日目にはフェラーリのサードドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィが走行を引き継ぐ予定であったため、F1マシンで走行距離を稼ぐ、貴重な機会を失ってしまったことになる。

ウォームアップ特性改善が急務のピレリ

 このテストの焦点は、ウェットタイヤの挙動をベッテルがピレリにフィードバックすることであり、特にウォームアップ(温まり)性能について重点が置かれていた。

 昨年のブラジルGPで、ピレリのウェットタイヤはウォームアップに難点があり、ドライバーたちから不満が噴出していた。さらに2017年からは、ウェットコンディション下でレースがセーフティカー先導スタートになったとしても、コンディションが改善された後にグリッドについてスタンディングスタートが行われることから、ウォームアップ特性の改善はピレリの急務となっている。

 セーフティカー先導で数周した後にスタンディングスタートをするということは、通常のスタート前にタイヤウォーマーで暖められたウェットタイヤよりも、はるかに温度の低いタイヤをドライバーたちは使わなければならないということを意味するのだ。

 しかしながら、今回のテストのコンディションは極めて厳しいものであり、路面温度は5℃以下となっていた。

 ベッテルはコクピット側面に肘を打ちつけた軽い打撲のみで、幸い重傷を免れている。

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シリーズ F1
ドライバー セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
記事タイプ 速報ニュース