【F1】フェラーリ「メルセデスには脱帽。ライバルたちから学んでいく」
フェラーリは、他チームのマシンを研究し、そこから新たなアイデアを取り入れることを厭わないと話した。








フェラーリのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、フェラーリは他チームのマシンを研究し、SF70Hの開発にどのような教訓を取り入れることができるのかを検討するというポリシーを持ち合わせていると話した。
フェラーリは今年のマシン開発に全力で取り組んでおり、ここまでにすでに2勝を挙げている。
しかしレギュレーション変更の結果、マシン開発が重要なカギとなっている今は、主要なライバルチームから新たなアイデアを取り入れることを無視できないと認めた。
金曜日、アリバベーネは「我々が昨年学んだことは、すべてのライバルチームに目を向けるということだ」と語った。
「もちろんメルセデスは非常に印象的なので、昨日はメルセデスのマシンを見ていた」
「レッドブルのマシンも見た。我々にはふたつの"学校"があり、そのひとつがメルセデスだ。彼らは興味深くて、クリエイティブで、我々を驚かせてくれる。もうひとつの学校はレッドブルだ。こちらは何か証拠があるわけではないのだが、彼らは極めて要領がいい」
「彼らがライバルと戦うために何をしているのか、ということを考慮し、開発を続けていく必要がある。今年のスローガンのひとつは、周りを見渡して、もし何か興味深いものがあれば、それを研究することだ」
「しかし我々は自分たちのやり方にも従う必要がある。我々には我々のプログラムがあるので、それも続けていきたい」
今週末のスペインGPに、メルセデスは大幅なアップデートを持ち込んだが、そのアップデートは必然的に大きな注目を集めることになった。
アリバベーネは、メルセデスが金曜日に見せたペースについて不安はないといい、フェラーリは今週末のアップデートで勢いを得ることができると考えている。
「オーストラリアGPの金曜日にも同じ質問を受けた。フェラーリとメルセデスのFP1でのギャップは同じだった。その時も今日と同じことを答えた」
「メルセデスがやってきたことには脱帽だが、我々は自分たちのプログラムを変えるつもりはない。今週末のプログラムは金曜日から始まっているし、土曜日にはそれを改善し、日曜日を見据えている」
「これが我々のやりたいことであり、目指しているものだ」
「これまで何度も何度も話してきたように、彼らはワールドチャンピオンだ。当然タイトルを防衛しなければならない」
「彼らは我々よりも強いし、全員にとって基準になる。我々がやりたいのは、彼らに"問題"を作ってやることだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Adam Cooper |