【F1】フェラーリ、ロズベルグを賞賛「彼は”別の人生”を探している」
フェラーリのCEOであるマルキオンネとチーム代表であるアリバベーネは、ロズベルグの引退発表に対し、肯定的な意見を述べた。





フェラーリのCEOであるセルジオ・マルキオンネは、デイトナで開催されたフェラーリ・ワールド・ファイナルにて、メルセデスのニコ・ロズベルグが突如引退を発表したニュースに対し、他の人と同じように驚いていたことを明かした。その後マルキオンネは、すぐにメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフに連絡をしたという。
ロズベルグのニュースに対しどのように感じたか問われると、マルキオンネは次のように答えた。
「私はトトにメッセージを送った。そのニュースを見た時、飛び上がった。そして違った意味でも驚いた。私は勇気ある発表をしたロズベルグを賞賛している」
「人生とはタイミングが全てだと、私は思う。彼はF1チャンピオンになってF1を引退する。それ以上に(成績が)良くなることはできないのだから」
「ニコは人生の大部分をレースに費やしてきたのだろう。チャンピオンになったということは、彼の目標は達成したということだ。私は彼がその決断をしたことを賞賛している」
「また、私はこの出来事によりメルセデスが弱くなるとは期待していない。彼らがまだルイス・ハミルトンを擁していることを忘れてはならない。彼らは(ロズベルグと)同じくらい、ポテンシャル溢れるドライバーを選出してくるに違いない」
”別の人生”を探しに
フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、ロズベルグはF1で第一目標を達成したことにより、次はF1以外での”別の人生を探している”ということを信じている。
「テクノロジーが集中した現代では、時に我々は自分が人間であることを忘れてしまう」とアリバベーネは語った。
「私は彼の決心を尊重したい」
「時に我々は、右を見て、左を見てとやっていると、自分たちの中心に脳と心があることを忘れてしまう。ニコはきっとそのことを感じていた。そして別の人生を探しに行ったんだ」
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シリーズ | F1 |
執筆者 | Charles Bradley |