【F1】フォースインディア、ランキング4位に王手。ヒュルケンベルグまたも不運で表彰台を逃す
フォースインディアはペレスが4位、ヒュルケンベルグが7位に入り、ウイリアムズとのランキング4位争いをまた一歩リードした。











フォースインディアはセルジオ・ペレスが4位、ニコ・ヒュルケンベルグは7位でフィニッシュし、18ポイントを獲得した。
「なんて楽しく、そして緊張したレースだっただろう」
そう語るのはペレスだ。ペレスはレース終盤まで3番手を走っていたが、残り2周と言う時点でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に抜かれ、4位に後退してしまった。
「最後の2周で表彰台を失ってしまったのは残念だったが、マックスは全然違うペースだった。彼はコース上で最速で、彼を後ろに抑え込むために僕にできることは、何もなかった。少し失望したとしても、素晴らしいレースと信じられない結果を、お祝いすることができるよ」
非常に激しい雨が降り続くコンディションに、ペレスも苦労したと言う。
「特にコンディションを考えれば、僕らはそこにいるわけはなかった。このような日にフィニッシュできるというだけで、それは勝利のようにも感じる。そして4位というのはとても重要なリザルトだ。間違いを犯すのは簡単だったよ。常にアクアプデーニングに見舞われていたんだからね。フィニッシュラインを越える度に、僕は安堵のため息をついたんだ」
コンストラクターズランキングを争うウイリアムズが無得点で終わったため、4位の座をほぼ確実とする成績だった。ペレスは語る。
「僕にとってだけではなく、チームにとって大きな結果だった。なぜならコンストラクターズ4位を争う上で、貴重なポイントをもたらしたんだから。アブダビではまだいろんなことが起きるかもしれないけど、僕らはこの結果に満足している」
レース序盤、タイヤを交換せずにポジションを上げていたのは、ヒュルケンベルグの方だった。当初は表彰台すら狙える位置を走っていたヒュルケンベルグだが、またしても悲願は果たせず。彼は長いキャリアにもかかわらず、未だに表彰台を経験できていない。
「激しいレースだった。でも僕は笑えばいいのか泣けばいいのか、よく分からない。なぜなら、表彰台の可能性がするりと遠ざかってしまったんだから」
そうヒュルケンベルグは語る。
「クルマには大きな自信を持っていたし、快適に感じた。そして、僕は前のクルマを追いかけ、そしてオーバーテイクできるペースを持っていたんだ」
ヒュルケンベルグはふたつのアクシデントに見舞われた。ひとつはキミ・ライコネン(フェラーリ)のクラッシュだ。メインストレートでクラッシュを引き起こしたライコネンのマシンから外れたフロントウイングが、ヒュルケンベルグのマシンを直撃したのだ。
「恐ろしい瞬間も幾つかあった。特にキミが僕の前でクラッシュした時、彼のクルマの破片の一部が僕のクルマに当たり、多くのダメージがあった」
その上、レース再開時にデブリを踏んだことでタイヤがパンクし、これが表彰台の可能性を奪う致命的な要因となった。
「僕らはそのアクシデントを生き延びたけど、デブリを拾ったことでパンクしてしまった。それで僕は苛立っていたし、後方集団に落ちてしまった。パンクがなければ、僕はどこでフィニッシュできたのかを知っている。僕は自分自身とチームを誇りに思っているし、満足している。僕らは素晴らしい仕事をしたけど、ちょっと運が足りなかった」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ブラジルGP |
ロケーション | ホセ・カルロス・パーチェ・サーキット |
ドライバー | ニコ ヒュルケンベルグ , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア |