【F1】フォースインディア「来年の4位争いはタイトになる」
2017年のF1はマシン開発のスピードが並外れて早くなると考えられ、それに伴って選手権も激しい戦いになるとフォースインディアは考えている。








フォースインディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーは、来シーズンの開幕時には優れたパッケージを準備できるだろうと考えているが、ビッグチームと戦うことは簡単ではないと認めている。
「来シーズンに関しては、とても楽観的に捉えている」とファーンリーはmotorsport.comに語った。
「我々のテクニカルチームはかなり競争力を持っているようだ。2017年に良い仕事ができない理由はないだろう」
「他の人たちがどんな進歩を遂げてきたのかを知るまで判断はできないが、彼らも良いものをデザインできたと考えているだろう」
「マシンを走らせて見れば、みんながどこに位置しているかわかるはずだ。ビッグチームが他のチームに対して持っているアドバンテージは、彼らがとても迅速にアップグレードを始められるということだ。我々にはそれだけのリソースはないだろう」
「しかし我々は今後の工程を見積もり、多かれ少なかれ、それに沿っていきたい。来年のマシン開発のスピードを見くびってはならない。おそらくそれは並外れたものになるだろうし、シーズンの最初の3ヶ月か4ヶ月でその早さを見られるだろう」
「来年はとてもタイトな年になると思う。おそらくウイリアムズやマクラーレン、フォースインディア、トロロッソといったチームが4位を争うことになるだろう」
「3つのビッグチーム次第だが、もし彼らのうちの1チームが開発を誤ったら、そのチームは我々と共に戦うことになるはずだ」
またファーンリーは、今シーズンはウイリアムズに勝ってコンストラクターズ選手権で4位を獲得するために、来シーズンのマシン開発を妥協したということはないと主張した。
「今年のマシンの開発期間を終えてからは、何も(今年の)マシンにはもたらしていない。今年のプログラムのせいで来年のプログラムに支障をきたすこともない。我々は然るべき時にマシン開発を切り替えた」
「我々はしばらくの間、来年のマシンに取り組んできた。今年のマシンから引き出されたパフォーマンスは潜在的なものだったが、それがあるのはわかっていた。だから良い結果を出すことができた」
「ある意味、2017年に関してとてもワクワクしている。というのも、現在風洞とCFD(数値流体力学)の利用が制限されている中で、我々は素晴らしい仕事をすることができたからだ」
「しかしビッグチームが風洞設備に投資をしたこともあって、我々にはまだ不利な点があるが、今までで一番レベルが接近した戦いになるだろう」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Adam Cooper |