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【F1】フォースインディア「F1のストラテジーグループには欠陥がある」

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【F1】フォースインディア「F1のストラテジーグループには欠陥がある」
執筆:
2016/12/17 4:27

フォースインディアが提案したCFD重視の空力開発案を却下されたことで、ファーンリーはF1のストラテジーグループは機能していないと語った。

(L to R): Robert Fernley, Sahara Force India F1 Team Deputy Team Principal with Mike O'Driscoll, Williams Group CEO
Robert Fernley, Sahara Force India F1 Team Deputy Team Principal
Albert, the new supercomputer for CFD calculations, at work
Albert, the new supercomputer for CFD calculations, at work
Albert, the new supercomputer for CFD calculations, at work
Albert, the new supercomputer for CFD calculations at the Sauber headquarters in Hinwil
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid with sensor equipment on the rear diffuser
The Sahara Force India F1 VJM09 of Nico Hulkenberg, fitted with four wing mirrors
McLaren MP4-31 front wing detail
Sahara Force India F1 VJM09 front wing
Toro Rosso STR11 rear wing
Manor Racing MRT05, detail front wing
Mercedes AMG F1 W07 Hybrid, front wing

 フォースインディアは、希望するチームは空力開発において、風洞よりCFD(数値流体力学解析)を重視して活用できるようにするという新システムの提案を行っていたが、F1のストラテジーグループはこれを却下したようだ。

 現在、F1チームは空力開発を風洞とCFDを併用して行っているが、これらに費やす時間やリソースはFIAが厳しく監視している。そのため、チームは双方のバランスをとりながら開発を行うことを強いられている。

 フォースインディアは、現在のシステムは風洞に依存する部分が大きく、風洞を持たないチームにとってコストがかかりすぎると主張していた。

 そこで彼らは風洞の依存度を減らし、日々進歩を続けているCFDに、将来的に注力したいチーム向けの”もうひとつの選択肢”として、CFDをより活用できるような新しいシステムをストラテジーグループに提案していた。

関連:フォースインディア”CFDのみ”のマシン開発実現へ向け活動中

 しかしこの提案はフェラーリ、メルセデス、マクラーレン、レッドブル、ウイリアムズが反対票を投じたため、ストラテジーグループのミーティングにおいて却下された。賛成していたのは、提案を行ったフォースインディアのみだった。

 フォースインディアのチーム副代表であるボブ・ファーンリーは今回の件について、現在のF1の統治構造がアイデアに対する拒否権を有しているビッグチームに有利であることを示す、ひとつの例だと考えている。

「私は、これがストラテジーグループの欠陥を示していると思う」とファーンリーはmotorsport.comに語った。

「(我々が提案した)プログラムはF1全体に利益をもたらし、F1で(CFDの)技術が進歩していく。そのため、我々はその技術の一流のエキスパートになれたはずだ。しかし純粋に自分たちの利益が理由でこの提案は却下された」

「そしてその利己主義が、ストラテジーグループのコンセプトがいかに悪いかを示している。私がいつも言っていることだが、それ(ストラテジーグループ)は目的にふさわしくない。我々はそれに所属しているが、それがいかに不公平か目の当たりにしただけだった」

「非常に詳細な提案だったし、我々はメリットがあると信じている。CFDを進歩させ、もしCFDのみを用いて開発をしたいというチームがあるなら、それを可能にするというのがコンセプトだ」

「他のチームが反対した唯一の理由は、現在持っているアドバンテージを守るためだ。物事を進めることを、ただ拒否しただけなんだ」

改革のチャンスを失ったF1

 ファーンリーは、フォースインディアの提案がF1にとって良いことであり、最終的にはチームの資金を節約することに繋がっただろうと固く信じている。

「現在のCFD技術はまだ、風洞で得られるような結果が出るものではないが、もしCFDをそうなるように進歩させたいなら、もう少し自由にCFDを使えるようにしなければならない」

「そうするリスクを厭わないチーム、特に独自の風洞を持たないチームにとっては選ぶ可能性のある選択肢だった」

「我々がこの提案でやろうとしていたことは、F1にシミュレーション技術を進歩させる機会を与えることだった。これははるかにコスト効率がよく、時代遅れの風洞よりも将来的に価値があることだ。我々(ストラテジーグループ)がやったことは、そのプロセスを遅らせただけだ」

「メーカー系チームは、風洞をアップデートするための資金を持っていることを覚えておかなければならない。数億円を費やして風洞の効率を上げているので、その分CFDに時間を使うことができる」

「そうすることによって、彼らはアドバンテージを得ているんだ」

 前回のストラテジーグループの会合では、マノーの提案も却下されている。提案の内容は、現在F1で標準となっている60%の風洞モデルではなく、より安価で精度が落ちる50%モデルの風洞を使用する代わりに、風洞の使用可能時間を延長するというものだ。

 このアイデアについても、フォースインディアのみが支持した。

「彼らが言っていることは、もし50%モデルの風洞を使用する場合、精度の点で不利であるため稼働時間を10%増やすことができるかということだ。私は、これは公平で合理的な提案だと思う。マノーのようなチームが進歩するのに役立つだろう」

「マノーのようなチームには発言権がない。彼らはストラテジーグループに提案することはできるが、5つのチームが自分たちの利益を守る以外に特に何の理由もなく、それに反対する。我々はこのスポーツを競い合うことができるものにしたいのに……」

「少し柔軟性を許容する必要がある時期が来ている。私は、(フォースインディアやマノーの案は)不合理な提案だとは思わない」

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この記事について

シリーズ F1
チーム フォースインディア
執筆者 Adam Cooper