【F1】ベッテル「ボッタスのスタートは"人間離れ"していた」

ベッテルは、ボッタスがジャンプスタートをしたと確信していた。この件はスチュワードに審議されたが、違反はないと判断された。

 オーストリアGPで2位だったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)の0.658秒差でチェッカーフラッグを受けた。一方のボッタスは、スチュワードにジャンプスタートを疑われるほど好スタートを決め、終始レースをリード。F1での自身2勝目を果たした。

 ベッテルは、ボッタスがジャンプスタートをしたと確信していたが、スチュワードの審議により、それは違反ではないとされた。ボッタスが動き出したのは、レッドシグナル消灯から0.201秒後であったという。

「僕の目には、彼がジャンプスタートをしたように見えたんだ。僕は彼がそうしたと確信していた」とベッテルは言う。

「マシンから見てて僕はそう思ったけど、最終的に判断するのは僕じゃない」

「僕のスタートはかなりトリッキーな感じで自分のポジションを守るのが大変だった。でも大丈夫だった」

 ベッテルは、ボッタスのジャンプスタートを確信していた理由について次のように説明している。

「事実を知った時も僕は信じられなかった」

「通常であれば、みんな0.2秒で反応ができるだろうけど、今日の場合はみんな出遅れていた」

「だからこそ僕は、バルテリの反応の速さを信じられないんだ。僕は事実を知るまで彼がジャンプスタートしたって強く信じていたけど、そうじゃなかった。それが信じられない理由だ。彼のスタートはもはや人間離れしていたよ」

 一方のボッタスは、今回のスタートはこれまでの人生の中で最高のスタートだったと語る。

「これまでの人生の中で最高のスタートだったと思う」

「クルマが動いた時、レッドシグナルは消灯していた。それが重要だった」

 またボッタスは、スタートのタイミングを予期するのに、ある程度賭けの要素があったことを認めた。

「スタートシグナルは、点灯と消灯のパターンに様々なバリエーションがあるが、そこまで大きな変化はない」

「多かれ少なかれそのパターンを読むことができるけど、反応するタイミングはギャンブル的な要素がある。時々良いアドバンテージを得られるし、時に少し遅れてしまうこともある」

「今日は僕にとって最高のタイミングで反応することができた」

リカルド:ボッタスはラッキーだった

 ボッタスの背後からスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドは、ベッテルと同様に、ボッタスがジャンプスタートをしたように見えたと証言した。しかし、ボッタスの行為は違反でないと認められたため「彼はラッキーだった」と語った。

「いつもよりもシグナルは長い間点灯していたと思う」

「スタートシグナルはいつもより長く点灯していて、タイミングをとにかく伺っていた。その時彼が飛び出していって、シグナルも消えていた。彼は運が良かったんだと思う」

「F3時代に同じことをやったけど、その時も反応したのと同時にシグナルが消灯したんだ。理論的に言えば、自然な反応とは言えない」

「僕は彼がシグナルに反応したとは思えない。だから僕はバルテリがジャンプスタートしたように見えたと言ったんだ」

「彼はタイミングが良かったから、ジャンプスタートにはならなかった。運が良かったんだろうね」

 メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、ボッタスのスタートについて次のように語った。

「結局、これまでのルールに沿った出来事が起こったまでだ」

「彼のスタートはシグナル消灯前でなく、後だった。公平なスタートを切ったまでだ」

【関連ニュース】

ベッテル「"もう1ラップ"あれば、ボッタスを抜けるはずだった」

オーストリア決勝詳報:熾烈なレースを制し、ボッタス今季2勝目

フェルスタッペン、スタート失敗は”クラッチのトラブル”

追突されリタイアのアロンソ「僕には何もできなかった」

3位のリカルド「ここでの表彰台は、バクーの優勝よりも重要だった」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストリアGP
サーキット レッドブルリンク
ドライバー バルテリ ボッタス
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース