【F1】ベッテル、新マシンに好感触「全く違う”獣”みたいだ」
合同テスト3日目に全体2番手のタイムをマークしたベッテルは、今年のマシンはよりグリップを得られていると話した。






プレシーズンテストで上位タイムを記録したフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、今年のマシンは昨年からの改善を見せ、タイヤのグリップが増加したと述べた。
バルセロナで行われている合同テスト3日目も上位のタイムを記録したフェラーリ。この日テストを担当したベッテルは、トップタイムを記録したバルテリ・ボッタス(メルセデス)から約0.2秒遅れの2番手をマークした。なおこのボッタスのトップタイムはウルトラソフトタイヤを装着した際のものである一方、ベッテルはソフトタイヤを履いての2番手タイムとなっている。
昨年のマシンと比較した際の印象を訪ねたところ、ベッテルは、「ドライバーの視点からは、すべてが(昨年よりも)良くなっている」と話した。
「ブレーキングもコーナリングも良くなって、よりグリップを得られるようになった。低速コーナーでは、ダウンフォースの影響はそれほど大きくないけど、タイヤから得られるグリップは増えた」
「全ての面で改善が見られる。2016年と比較するのは難しいけど、全然違う”動物”、全然違う”獣”だ」
テスト3日目を終えた時点では、フェラーリは競争力を持っているように見えるが、ベッテル自身は、「最初のテストにしては良かったはずだ」と述べた。
「みんな必死にプッシュしているけど、僕らにはたくさんの仕事がある」
「ここまで良い3日間を過ごしたけど、もっと良くなるだろう。相当な周回数もこなすことができた」
「改善の必要がある箇所もわかっているし、まだやらなければいけないこともある。重要なことに焦点を当てて静かな冬を過ごしてきたけど、ここでもそれは同じだ。僕たちは自分の仕事をするだけだ」
「現時点でも、僕らのリストにはやらなければいけないことがたくさん書かれている。長いリストだ」
またベッテルは、新しいレギュレーションのおかげで、他のドライバーたちが今年のマシンの第一印象に満足するだろうと考えており、これまでよりも遥かに重要なことが起きていると感じている。
「昨年より良くなっていると思うけど、みんなそう言っていると思う。ドライバーとして、(これまでよりも)速く走れるなら、もっとハードにプッシュできるのは良いことだ」
「他の人たちが何をしているのかについてはあまり気にしていない。みんな1周のタイムを見ているけど、その日1日を通して何があったのか、ということの方が重要だ。それを読み解くのは難しいんだけど」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Barcelona pre-season testing I |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Ben Anderson |