【F1】ペレス「僕がチームオーダーを無視することはない」
フォースインディアのセルジオ・ペレスは、カナダGPで”チームの指示を無視した”とされているが、そんなことはなかったと主張する。

先日行われたF1カナダGP。フォースインディアは、前を行くレッドブルのダニエル・リカルドを捕らえるため、セルジオ・ペレスに対して新品タイヤを履くチームメイトのエステバン・オコンにポジションを譲るよう”提案”した。しかしペレスはこれを拒否。チームは問題ないと言うものの、ペレスに抑え続けられる形となったオコンはチームメイトを痛烈に批判している。
しかしペレスは、今回の騒ぎがなぜ起きたのか、理解できていないと言う。ペレス曰く、チームからポジションをオコンに譲るよう、指示されたことはなかったというのだ。
「問題は、報道がこのストーリーを生み出したということだ。僕は命令に従わなかったことはない」
ペレスはmotorsport.comに対してそう語った。
「僕らは、オコンに僕を抜かせるかどうか”議論”していただけだ。しかし僕はスピードを上げ、リカルドに近付いた。僕は決してチームの指示を無視したわけじゃない」
「僕はフォースインディアに最高の結果をもたらすためにここにいる。命令を受けた際には、それに従う。しかしその時は何の指示もなかった」
オコンは、リカルドを抜いて3位になるチャンスがあったと感じている。しかしペレスはレース後に話し合いを行い、今回の出来事について明確にしたため、両者の間には何の問題もないと語る。
「オコンと僕の関係はうまくいっている」
そうペレスは言う。
「チームの誰もが、良い雰囲気になっていると感じていると思う。優れた結果を残すことができた後だし、週末を通じて僕らには競争力があったから」
「僕たちは満足できるはずだ。(コンストラクターズポイントを)18ポイントも追加することができたんだからね。それはフェラーリと同じポイント数だ」
「僕らのライバルは、それほど多くのポイントを追加できなかった。だから僕らは満足するべきだし、僕がチームの命令を尊重しなかったという”物語”に集中するべきではない。そんなことはなかったんだから」
ペレスは、遅いドライバーではなく、オコンのような脅威となりうるドライバーが加わったことは、チームにとって良いことだと信じていると言う。
「エステバンがそのペースで走れるということは、とても良いことだと思う」
そうペレスは語る。
「エステバンが良い仕事を続けているのは、チームにとって重要なことだと思う。僕は僕自身の仕事を続けていくだけだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Jonathan Noble |