【F1】ペレス、接触についてチームメイトのオコンを”非難”
セルジオ・ペレスは、アゼルバイジャンGPでのフォースインディア同士討ちは、「全く受け入れられないこと」とチームメイトを非難した。






カナダGPでの”チームオーダー事件”の遺恨を残したまま、フォースインディアはアゼルバイジャンに乗り込んできた。そしてそのアゼルバイジャンGPの決勝レースで、最悪の同士討ち。波乱のレースとなり、表彰台以上の可能性も十分あったものの、その可能性を失ってしまった。
彼らはセーフティカーランが解除された直後、4番手と5番手を走っていた際に、ターン2の立ち上がりで接触してしまったのだ。
当時彼らは、レースを勝ったレッドブルのダニエル・リカルドよりも前を走っていた。つまり、このアクシデントさえなければ、表彰台はおろか、優勝すら狙える可能性もあった。
「チームにとって、大きなチャンスを奪った」
ペレスはレース後にそう語った。彼はこのアクシデントによるダメージで大きく後退。結局リタイアを余儀なくされた。
「あの事故を避けるために、僕にできることは何もなかったと思う。僕は壁際にいて、避けるスペースはなかったんだ」
「かなり残念なことだ。ちょっと攻撃的すぎたんじゃないかと思う。僕のこれまでのキャリアで、非常にハードに戦ってくるチームメイトもいた。でも、十分なスペースを残してくれた。今日の出来事は、チームとしてはとても受け入れられるものではない」
「彼が今日やったレースは、正しいモノだとは思えない。彼には、何のロジックもなかったと思う」
オコンはペレスが最初にぶつかってきたと反論
一方のオコンは、このアクシデントで右リヤタイヤをパンク。この交換を行うためにピットインを強いられたものの、他のマシンの後退にも助けられ、結局6位でフィニッシュした。
そのオコンは言う。
「僕はパフォーマンスには満足している。でも、僕らが持っていた可能性を活かすことができず、失望している。僕とチェコ(ペレスの愛称)の間に、そういうことが起きるのは素晴らしいことでは決してない。僕は多くのポジションを失ったが、チームのためにいくらかのポイントを獲ることができた」
「彼はターン1の出口で僕に接触し、その後僕がターン2のイン側にいた時、再び僕らは接触してしまった。残念ながらそれもレースだし、こういうことは時々起きる」
「僕らはこれについて話し合い、将来再び起こさないようにすべきだ」
【関連ニュース】
アゼルバイジャンGP決勝詳報:リカルド逆転優勝。ベッテル&ハミルトン表彰台逃す
ハミルトン、ベッテルを非難「彼は自分で自分の名を汚した王者」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アゼルバイジャンGP |
ロケーション | バクー・シティ・サーキット |
ドライバー | エステバン オコン , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Charles Bradley |