【F1】ホンダのアップデート版PU、投入はカナダ以降の可能性も

6月までに改良版のパワーユニット投入することを目指していたホンダだが、この計画はカナダGP以降にズレ込む可能性が示唆されている。

 ホンダは、メルセデスやフェラーリに対する遅れを取り戻すために、パワーユニットの大幅な改善に取り組んでいる。

 ホンダは、革新的な燃焼技術を実現したエンジンを開発した。しかしこれはシリンダーひとつの場合は期待通りの効果を発揮したものの、V6に組み合わせると振動の問題が発生してしまったという。

 進歩を加速させる取り組みの一環として、ホンダは独立系のエンジンコンサルタントであるイルモアに助けを求めたと言われている。そしてこの働きかけは、メルセデスにも行われたとの噂もある。

 ホンダは当初、6月までに最初のパフォーマンス向上のためのアップグレードを投入することを目指していた。しかし、同社のF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は、そのアップグレードがカナダGP以降に延期される可能性を示唆している。

「カナダは、明らかにパワーが重要なサーキットです。もしそれまでに新しいエンジンを準備することができれば、我々はそうしたいと思います」

 そう長谷川は語った。

「しかし、我々にそれができるかは、まだ確信できていません」

 ホンダはエンジンマップを変更し、信頼性の問題を調整。そしてスペインGPに向けて、吸気系と燃料システムを改良してきた。これにより、ドライバビリティの問題はほぼ解消したという。

「エンジンのコンポーネントは同じですが、吸気系と燃料システムのアップデートを行いました」

 そう長谷川は説明する。

「今回のアップグレードはかなり大きなものですが、トップチームとの間には今も大きなギャップがあるため、我々が誇りに思うことはできません」

 テスト中から、ホンダのパワーユニットは信頼性の問題に苦しめられてきた。今回のスペインGPでも、初日FP1の走行開始と同時に、フェルナンド・アロンソのマシンに積まれたエンジンがブロー。最初のセッションを棒に振ることになってしまった。金曜日に長谷川が説明した通り、アロンソのマシンに発生したのはオイルシステムの問題。長谷川は、これがレースで発生することはないと確信していると言う。

「データを見ると、まずオイルを失い、そして圧力が下がりました。それでもエンジンは動いていたので、エンジンには問題はありませんでした。しかし、オイルの圧力が下がれば、エンジンは壊れてしまいます」

 そう長谷川は説明する。

「オイルの圧力低下は、オイル供給の関する機械的な問題によって起こったと、我々は考えています」

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シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース