【F1】ホンダ長谷川氏「アロンソのドライブは神業的だった」

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2017年の開幕戦を戦い終えたマクラーレン・ホンダ。その決勝終了後、ホンダの長谷川祐介F1プロジェクト総合責任者に話を訊いた。

 F1復帰3シーズン目初戦、オーストラリアGPを終えたホンダ。フェルナンド・アロンソは入賞まであと一歩というところまで行きながらマシントラブルでリタイア。新加入のストフェル・バンドーンは13位でレースを終えた。

 レース後、ホンダのF1プロジェクト総合責任者である長谷川祐介に話を訊いた。

Q. レースを終えて感想は?
「ウインターテストの状況から考えると頑張ってくれたと思いますが、最後まで走りきれなかったこともそうですし、本来争いたい順位ではないところで走らざるを得なかったことを考えると、手放しで喜べることではありません」

Q. アロンソの問題は車体側ですか?
「サスペンションの問題です。見た目は折れていなかったのですが、クルマが傾いていたということです。(壊れたのは)右側のサスペンションです。エンジンはまったく問題はなかったので、サスペンションの問題がなければ入賞は出来ていたはずです」

Q. バンドーンは途中でパワーロスを訴えていました。
「スタートして4周目くらいに電気系の不具合が出てしまいました。不具合をクリアしろとピットから指示が出たんですが上手くいかなくて、それでピットに入ってきてリブート(リブート=rebootとは、コンピュータ関連分野において、動作中のコンピュータシステムが、故意または意図せずに再度始動するプロセス)しました。また、ステアリングの表示が消えてしまったので、リセットせざるを得なかった。ストフェルには忙しいレースだったと思います」

Q. トラブルの症状は?
「電気系の不具合が出てターボチャージャーの回生が止まったんです。走りながらリブートしてみれば良かったかもしれません。出来ると思います。でも、そこで駄目ならもうお終いですから、それを避けるためにピットに入れて直しました。その後は問題は出ませんでした」

Q. 次は本格的な直線の長い上海サーキットです。そのサーキットでの予想は?
「そこでは、パワーの問題が間違いなく顕在化してくると思います。それは我々にとってかなり心配ですね。でも、クルマ全体のバランス性能としてどう評価するかなので、パワーだけではないと思います。そういう意味では今日もストレートで他を抑えて走れていたので、レースにならないとは思っていません。しかし(パワー不足が)課題にはなるでしょう」

Q. 長谷川さんのドライバーの評価は?
「アロンソは素晴らしいレースを見せてくれました。後ろから来るエステバン・オコン(フォースインディア)を自分から1秒以内に引き付けておきながら、それでも抜かれないように走っていたんです。1秒以内だとオコンはDRSを使うことが出来、それはスピードをキープできるということです。その結果、オコンの後ろから来るニコ・ヒュルケンベルクを引き離すことが可能になるんです。ヒュルケンベルクがオコンの前に来ると抜かれる可能性は高まりますから。つまり、2台に抜かれないためのギリギリの神業的ドライビングです」

「バンドーンも安定した走りをしてくれますし、スタートやオペレーションもミスなくやり遂げてくれますので、クレバーで安定したドライバーだという評価です。予選でも決勝の序盤でも彼のせいではない理由でのトラブルだったので、チームとして申し訳なく思っています」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストラリアGP
サブイベント Race
サーキット Melbourne Grand Prix Circuit
ドライバー フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース