【F1】ホンダ長谷川氏「ドライバーたちは決して諦めてはいない」

ホンダのF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介は「ドライバーたちは諦めていない」と主張。今後のアップデートについても語った。

 中国GPの予選で、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが13位、ストフェル・バンドーンは16位に終わった。

 上海国際サーキットは、現在F1を開催しているサーキットの中でも、最も長い直線を有する地である。そのため、パワー面で劣ると言われているマクラーレン・ホンダにとっては、開幕戦オーストラリアGP以上に厳しいグランプリになると思われていた。

「厳しいですね。クルマとドライバーの実力を完全に発揮してあの順位ですから、それはやっぱり厳しいですよ」

 ホンダのF1プロジェクト総合責任者である長谷川祐介は、予選後にそう語った。

「最高速では前戦とそれほど変わっていないですが、その最高速の差が長く続くということですから。それはラップタイムに影響してきます」

 パワーが劣っていることの影響、それがどれほどのタイムなのか、長谷川は明言を避けたが、マシンはとても良いと認める。

「(パフォーマンスは)クルマとパワーユニットが合わさってのモノです。だから、クルマは結構良いんだと思います。その分(エンジンパワーが劣っているのを)リカバリーしてくれています。例えばザウバーは、去年のフェラーリのパワーユニットですけど、ウチよりパワーは出ているはずです。それでもラップタイムはウチの方が速いわけですから」

「クルマは良い線いっています。それがどの順位にいるかというのは、そういうエンジンを積んでみないと分からないです。でも、良くはなっていると思います。エンジンがもっと頑張っていれば、もっと良いところに行けるというのは明らかです」

 ドライバーたちは、パワー不足やドライバビリティの問題を訴える。ただ長谷川は、「ドライバーたちは諦めていない」と語る。

「どんな小さなアップデートだったとしても、『頑張ってやりたい』と言ってくれています。パワーが足りないとか、ドライバビリティが良くないと言うのは、そこを直してくれればもっと速く走れるということを言ってくれているんです。だから、彼らは全然諦めていないです。今の状況にフラストレーションを感じているのも事実ですが」

 パワーユニットのパフォーマンス不足を指摘され続けているホンダ。長谷川はトップに立つまでは、そういう批判は甘んじて受けるとの姿勢を見せる。

「いい加減な言い方はしたくないですけど、競技においてパフォーマンスが足りないと言われるのは、優勝するまで宿命ですから。チームが分かれるんじゃないかとか、アロンソが出て行くんじゃないかという話になりますが、我々はそういうことにはしたくないです。でも、優勝できるパフォーマンスがない以上は、そういう話をされるのは当然だと思っています」

 ホンダは次戦バーレーンGP後に行われる合同テストで、新たなスペックのパワーユニットを試す予定だという。

「バーレーンのテストで投入するモノは、十分に大きいです。でも、世界が変わるようなモノではないですし、見た目上はそれほど大したことはないかもしれない」

「入れようとしているモノは、ひとつひとつで見るととても大きな”弾”です。でも、他とのギャップはかなり大きいですから、次のアップデートが入ったらすぐに勝てるというものでもありません」

 決勝レースが行われる日曜日は、現時点では雨の予報が出ている。もしレースがウエットになれば、メリットに繋がるかもしれないと長谷川は語る。

「(ウエットコンディションになれば)パワーバンドは落ちるので、デメリットは減ると思います。今はドライバビリティが問題になっていますので、その部分は心配ではありますが。我々のドライバーは、ふたりとも(ウエット路面への対処が)上手いですから、明らかにメリットに繋がると思っています」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 中国GP
サーキット 上海国際サーキット
ドライバー フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース