【F1】ホンダ長谷川氏「パワー不足の問題は解消していない」

13位と18位という結果で予選を終えたマクラーレン・ホンダ。予想より小さいタイム差に胸をなでおろすも、パワー不足は解消されていないという。

 オーストラリアGPの予選が終わり、マクラーレン・ホンダの2人のドライバーは13番手(フェルナンド・アロンソ)、18番手(ストフェル・バンドーン)のグリッドを獲得した。順位的(タイム的)には満足のいく結果ではなかったが、バルセロナのテストで出た様々な問題は影を潜め、将来に可能性を残した予選だった。

 この予選が今年のクルマの性能を比較する最初のチャンスだった。テストのタイムは正式に比較対象にならず、開幕戦まで待つしかなかった。その比較を終えて、ホンダの長谷川祐介F1プロジェクト総責任者は次のように分析した。

「全車マックスパワーで来たんだと思います。この予選結果が現時点でのドライバーも含めたチームの力だと思います。我々がテストで抱えたパワー不足の問題は、ここでも変わっていません。しかし、ここメルボルンではそれほどタイム差が開かなかったので良かったと思っています。もっと開くと思っていたんです。でも、この後の上海はストレートも長いのでちょっと怖いですね」

 予選ではバンドーンがQ1で敗退したが、アロンソはQ2に進出した。バンドーンは燃圧のトラブルが出て満足なアタックが出来なかった結果だ。

「ストフェル(バンドーン)はQ1のアタックにコースインした時からいきなり燃圧低下に見舞われました。その結果パワーが落ちたのでピットに戻して燃料を補給して送り出したんです。でも、2度目のアタックも同じ問題で中断を強いられました」

「このトラブルはハードウエア関係ではなく、燃料パイプのエア抜きがちゃんと出来ていなかったことが原因です。コレクタータンクも圧力は出ていましたが、ベーパーロックというか、最後にエアが噛んだわけです。タイムは3度目のアタックで記録したものです」

「アロンソには最後のアタック関しては素晴らしい走りを見せてもらいました。コーナリングスピードが上がって挙動がダイナミックになったクルマで、彼の真価がより発揮されたと思います」

「Q2のアタック一回目にパワーがないと言って帰って来ましたが、その理由はまだ判明していません。縁石に乗っかって落ちたときにパワーがなくなった、以前と同じトラブルだと言っていましたが、前のように電源が落ちるというようなことはありません。恐らくエネルギーを使い切ったのだと思います。最後のアタックでも同じように言っていましたが、完全に4MJのエネルギーを使い切っていました」

 メルボルンのコースはエネルギーを使う(デプロイする)タイミングが難しい。今年はクルマの仕様が変わり、ダウンフォースが増えたために全開で走行出来る区間が長くなり、思いがけずエネルギーを使い切ってしまう。これはドライバーを含め、丁寧な戦略を立てる必要がある。マクラーレンはもう一度ストラテジーを立て直す必要があるだろう。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストラリアGP
サブイベント Qualify
サーキット アルバートパーク・サーキット
ドライバー フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース