【F1】ホンダ長谷川氏「ポイントを獲れるポテンシャルはあった」

入賞圏内を走りながら、2台揃ってリタイアに終わった中国GPのマクラーレン・ホンダ。決勝レース後、ホンダの長谷川祐介氏に話を訊いた。

 F1中国GPの決勝レース終了後、ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介が、取材に応じた。

 中国GPは戦前にはかなり厳しいという予想も聞かれた。しかし予選ではフェルナンド・アロンソが13番手、ストフェル・バンドーンもQ2進出まであと一歩と迫る16番手。決勝では好戦略とアロンソの手腕により、6〜8番手付近を走るというパフォーマンスを見せた。

 しかし、結果的にはバンドーンが燃圧の、アロンソはドライブシャフトのトラブルに見舞われ、完走することはできなかった。

 まずバンドーンのトラブルについて長谷川は「燃料が突然来なくなってしまった」と語る。

「症状としては、燃料の圧力が落ちました。燃料が、何らかの原因で来なくなったということです。エンジン側の問題ではないので、燃料タンク内のどこかの問題だと思います」

「こういう問題は、結構起きてるんです。ガス欠でも起きるんですが、今回のは、さすがにガス欠ではないので……最後の1周だったら分かりますけどね」

「ストフェルは『リブート(再起動)してなんとかならないのか?』と言っていましたけど、そういう問題じゃなかったですね」

 一方のアロンソは、前述の通りドライブシャフトにトラブルが発生し、マシンを止めた。トロロッソのカルロス・サインツJr.との、激しいバトルの最中のことだった。

「フェルナンドはペースも速かったですし、あのまま行けば十分にポイントも獲れたと思います」

「ドライバーに助けられた部分もありますが、それも含めて、クルマのトータルポテンシャルとしては、十分にポイントを争えるだけの力はありました」

「ダンプ(路面が少し濡れた状態)だったということもありますが、ドライの予選でもそれなりに走れていましたから。ペースは悪くなかったです。もちろん、濡れた路面の影響で落ちていった人もいますから、相対的には助けられましたが」

 現在のクルマのポテンシャルは、「13〜20番手の間」と長谷川は言う。

「実力的には、13〜20番の間のどこかという感じですから。ちょっとしたことでポイント圏内にも行けます。ポイントを獲れないとは言いませんし、かと言って実力だけで必ず獲れるとも言えません」

 冒頭でも触れたとおり、上海ではかなり厳しい戦いになるとの予想も聞かれた。特に長い直線では、多くのマシンに抜かれることになるだろう……そういう見方もあった。しかし、実際にはアロンソはライバルたちを抑えることに成功した。これについて聞かれた長谷川は、次のように答えた。

「皆さんが仰るほど、悪いわけじゃないですよ。去年と同じくらい、ポイントを獲れるか獲れないか、というところにはいると思っています。ただ、我々が目指していたのはそのレベルではありません。なので、期待値からは大きく外れていると言っているわけです」

 また、今回の決勝で起きたトラブルは、ホンダのパワーユニットに起因するものではなかった。パワーユニットにまつわるトラブルは減ってきたが、その一方で、マクラーレン側に起因するトラブルが目立つようになってきたようにも思える。これについて長谷川は、次のように語った。

「我々は全部を含めてマクラーレン・ホンダとしてやっていますから。ただ、マシンが遅いことの一番の要因が、エンジンであるということは誰も否定できません。だから信頼性とパフォーマンスを含めて、もっと頑張らなきゃいけないということです」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 中国GP
サブイベント Sunday Race
サーキット 上海国際サーキット
ドライバー フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース