【F1】ホンダ、未だPUトラブルの原因を解明できず開幕に不安

ホンダは、テスト2日目に発生したトラブルの原因を未だ解明できておらず、開幕戦に向けて不安を抱えていると認めた。

 合同テスト2日目に起きたパワーユニットのトラブルを解明できていないホンダは、シーズンの開幕に向けた不安とともに、来週の合同テストで開幕戦仕様のパワーユニットのテストを行う計画を変更する可能性も示唆した。

 ホンダは、バルセロナで行われた合同テストで厳しい時間を過ごした。初日はオイルタンクのデザインに関するトラブルに見舞われ、2日目もパワーユニットに問題が発生し、エンジン交換を余儀なくされた。

 しかもエンジンは期待していたほどのパフォーマンスを発揮せず、信頼性の理由から、2016年のパワーユニットよりもパワーの少ない状態で走行していたのではないかとも考えられている。

 ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は、オイルタンクを再設計することはそれほど大変な仕事ではないが、2日目のトラブルの原因がわからないということが真の問題だと語った。

 長谷川はスペインのテレビ番組Movistarに対し、こう話した。

「初日はオイルシステム、オイルタンクに問題がありました。通常、オイルタンクはオイルレベルをマネージメントするものですが、今年はそのマネージメントがうまくいっていません。それゆえオイルタンクのシステムを修正する必要があります」

「2日目にはメカニカルトラブルが起きましたが、その原因は現在もわかっていません。より根本的でより深刻なものですし、原因を解明しなければなりません」

 このトラブルのせいで、シーズンの開幕に危機感を持ったかと訊かれた長谷川は、以下のように答えた。

「オイルタンクについては問題ではありません。メカニカルトラブルの原因はわかっていませんが、解決できると自信を持っています。ですが、この件については心配しています」

開幕戦仕様のPUテスト計画の変更も?

 ホンダは、次回のテストに開幕戦仕様のパワーユニットを持ち込むつもりでいるが、この計画は、トラブルの原因によっては影響を受ける可能性がある。

 テスト2日目に使用されたパワーユニットは、すぐにホンダのさくら研究所に送られ、原因の究明が行なわれている。しかし、現在もトラブルの原因はわかっていない。

 また万が一パワーユニットのデザインに欠陥が見つかった場合、おそらく開幕戦にも影響が出ることになる。

 次回のテストに持ち込む予定のパワーユニットは開幕戦仕様のものなのか、と長谷川に尋ねると、彼はこう答えた。

「そうです。そのつもりではいますが、メカニカルトラブルが起きているので、来週使うパワーユニットについてはさくらのスタッフなどとも議論しています」

マクラーレンとホンダの関係、緊迫か?

 今シーズンは、パワーユニットを一新したホンダが大きな進歩を遂げ、メルセデスに肉薄することがかなり期待されていた。しかし、テスト序盤で相次いでトラブルに見舞われたため、マクラーレン、特にフェルナンド・アロンソに衝撃を与えた。

 公式には、マクラーレンもホンダも気にしない素振りを見せているが、両者の関係は緊張してきていると考えられる。

 長谷川は自分たちの状況について、マクラーレンとホンダが”議論”する必要性があると示唆した。

「もちろん、テストは多くのトラブルを克服するという段階です」と彼は説明した。

「時には議論や、建設的な討論が必要になる場合もありますが、私たちは非常に素晴らしい仕事をしていると思いますし、非常に良い関係を築いていると思います」

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この記事について
シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース