

執筆: Jonathan Noble
2017/01/07 5:32
ホンダの2017年用F1エンジンは、構造とレイアウトを一変させ、パフォーマンスとパッケージングの向上に貢献するという。





ホンダは、新シーズンに向けてパワーユニットの大幅な見直しを行ったようだ。しかし今までは、変更できる範囲が非常に限られており、それを実現することができなかった。
ホンダはF1に復帰するにあたって、”サイズゼロ”のコンセプトにこだわってきた。しかしパフォーマンスに苦しんだことで、このメリットとデメリットについての議論が、盛んに行われてきた。
ホンダのパワーユニットの特徴は、タイトにまとめられたパッケージにある。特にV6エンジンのVバンク内にターボとコンプレッサーを収めている点は、特筆すべきだろう。しかしこのレイアウトは、メルセデスがエンジンの一端にコンプレッサーを、逆の一端にタービンを配置するというコンセプトとは対照的なものである。
金曜日にマクラーレンのウェブサイトに公開されたインタビューで、同チームのテクニカルディレクターであるティム・ゴスは、ホンダのパワーユニットの再設計が完了したことを認めた。そのパワーユニットは、過去2シーズンの教訓に基づいているという。
今季からはF1のパワーユニット開発に関するトークンシステムが廃止されたため、大幅な変更が可能となっている。そのため、メルセデスが成功させたコンセプトを踏襲することもできる。
ゴスは次のように述べた。
「過去数シーズン、パワーユニット開発に適用されてきたトークンシステムは廃止された。そのため、2017年はホンダのパワーユニットの構造とレイアウトが変更され、パフォーマンスとパッケージングの要求に応えるのに非常に役立った」
「新しいパワーユニットは、過去2シーズンから学んだ多くのことに基づいている。しかし今シーズンに向け、特別なデザイン変更が行われた」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ 発売中 |
チーム | マクラーレン 発売中 |
執筆者 | Jonathan Noble |
【F1】ホンダ、構造とレイアウト一新のPUでパフォーマンス向上へ
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