【F1】ホンダ、苦難のシーズンも責任者の長谷川氏更迭は『予定にない』

ホンダ製パワーユニットは信頼性、出力が低いことで批判にさらされているが、ホンダは責任者の長谷川祐介氏を更迭する予定はないという。

 今シーズン、ホンダ製パワーユニットはトラブルに見舞われ続けているが、ホンダとしては現時点でF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏を更迭する予定はないという。

 カナダGPの週末は、マクラーレンとホンダのパートナーシップにとって、厳しいモノになった。マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンが、エンジンパートナーであるホンダを強く批判したからだ。

 ホンダはその批判に対し『改善のため協力している』と語っていたが、決勝ではポイント獲得圏内を走っていたフェルナンド・アロンソのマシンが、残り3周でまさかのエンジントラブルに見舞われた。

 マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエも『全く気に入らない』と、ホンダを公然と批判した。

 BARホンダ時代からF1に関わっていた長谷川氏は、2016年に新井康久氏から総責任者のポジションを引き継ぐと、ホンダは2015年と比べ信頼性とパフォーマンスを向上させることができた。

 しかしその改善の大部分は、新井氏が役割を退くまでに準備されていたものであると考えられており、今シーズンはまた2015年のようにパフォーマンスと信頼性が下がってしまった。

 そのような状況にもかかわらず、ホンダは長谷川氏の更迭を検討していないようだ。

 長谷川氏はmotorsport.comに「私が自分の未来を決めるわけではありません。もし誰かが私の立場を変えるなら、私はそれに従わなければなりません」と語った。

「ホンダとしては、誰もそう考えている人はいません。仕事と、前進を遂げることに集中しています。私は、今の立場にいる限り全力を尽くすつもりです」

「現在のパフォーマンスにはもちろん満足していません。懸命に取り組んでいますが、結果として満足できていません。私たちもがっかりしています」

「このプログラムを、より上手く導ける”誰か”がいるのかもしれません。もしその”彼”がここにいるなら、私としてはあまり嬉しくありませんが、ポジションを譲らなければならないでしょう」

 カナダGPの週末、F1のスポーティング面のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、BBCにチャンピオンシップにおけるホンダの価値について言及した。

「もし、我々が彼らの努力を支援することができるならば、そうするだろう」とロス・ブラウンは語った。

 これらのコメントを受けて、長谷川氏は「彼は、申し出があれば喜んでホンダをサポートすると言いました」と述べた。

「私たちは、彼にサポートを要請しなければなりません。その提案に大変感謝します。私たちは、彼と引き続き話をします。私は、彼が私たちをサポートしてくれることを確信しています」

 ロス・ブラウンはホンダにF1に残っていて欲しいと思っているのかと聞くと、長谷川氏は「彼はそのことについてコメントしませんでしたが、私はそう思っていると感じました。ホンダがF1に残っていて欲しいので、彼はサポートを提案したのです」と答えた。

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース