ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介エンジニアは、2016年の進歩について「満足したのは半分だけ」だと語る。
マクラーレンと組み、2015年からF1に復帰したホンダ。その初年度は非常に苦労したが、2016年シーズンは戦闘力も向上し、入賞を争えるまでになった。しかしまだマクラーレン・ホンダのマシンは、トップクラスを争うにはほど遠い状態だ。
ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介エンジニアは、進歩は有望だとしながらも、まだホンダの現在のパフォーマンスには満足できていないと認める。
「半分はハッピーだ。しかしもちろん、我々は現在のポジションに満足などしていない」
そう長谷川は言う。
「もちろん、我々のスタッフは有望だし、素晴らしい仕事をしてくれた。しかしもちろん、我々は現在のポジションに満足することはできない」
マクラーレンのチーム代表であるエリック・ブーリエも長谷川の発言を支持。短期間で勝てるようになるためには、チームとして進歩を続ける必要があると語る。
「パフォーマンス面では、我々は短期間で差を縮め、レースに勝ちたいと思っている。長期的ではない」
「いくつかの進歩がある。そして我々は今何をしているのか、そしてどこで勝つべきなのかを知っている。我々は我々が進歩しているのを見ているんだ」
「長谷川サンが言っている通り、我々は明らかに幸せではない。我々は今我々がいる位置に満足していないんだ」
「我々は、ギャップを縮めていることを知っている。そしてたとえレースごとに違いがあったとしても、一般的にはこの数年の傾向は、我々が前方に近づいていることを示している」
Additional reporting by Jonathan Noble
【関連ニュース】
「政治的問題で情熱が欠如している」と元マクラーレンのラミレス