【F1】ホンダ、F1エンジン開発の評価方法を変更。長谷川氏語る
ホンダのF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介によれば、ホンダはF1エンジンの開発状況を評価する方法を変更したという。







今季前半、非常に苦しい戦いを強いられたホンダ。信頼性とパフォーマンスの欠如により、マクラーレンとの将来が脅かされているとの噂もある。
ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は先月、テストベンチとコース上のデータの相関関係が取れずに苦戦していたことを明かしていた。しかし今は、テストベンチでの結果に頼る度合いを低くしたと語る。
「開発に関する方法を変更しました」
そう長谷川はmotorsport.comに対して語った。
「我々はシリンダーひとつの(テストベンチでの)開発に、あまり頼らないようにしました」
「シリンダーひとつによるテストで、我々は多くのことをチェックすることができます。しかし、最終的なスペックを決定する上で、V6に組んだ状態でチェックする必要があることを理解しました」
「シリンダー単体での結果には、もはやあまり頼りすぎてはいけません。このテストは引き続き重要ではありますが、性能を確認するためには、V6での結果を確認する必要があるんです」
ホンダは、MGU-Hにも多くの問題を抱え、数々のトラブルに直面している。しかしシルバーストンで信頼性に改善を加えた後については、この問題を解決することができたのではないかと長谷川は感じているという。
「MGU-Hのトラブルは、解決するのに非常に時間がかかりました」
そう長谷川は語る。
「エンジンにはたくさんの小さな問題がありました。その領域は、テストベンチでは理解するのが非常に難しいのです」
「我々はMGU-Hの問題を解決しようとしています。それはただ、コース上で確認しなければならないことです」
「しかし、(すでに)投入したMGU-Hには、問題解決のためのソリューションが含まれています。なので、もう大丈夫だと信じています」
【関連ニュース】
トロロッソと”交渉決裂”の噂。真相をホンダ山本MS部長に訊く
トロロッソ、PUのパワー不足によるスパとモンツァの苦戦を予想
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Lawrence Barretto |