【F1】ホンダ「”回転部品”の信頼性向上のため、多くの変更が必要」

36,407 見る

モナコでもMGU-Hのトラブルに見舞われたホンダ。その原因はベアリングにあると疑われており、回転部品に多くの変更が必要だという。

 ジェンソン・バトンは、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役として、今回のモナコGPでF1復帰を果たしている。そのバトンは今季のマシンを木曜日に初めて走らせたばかりにもかかわらず、予選でQ3に進出。9位となった。

 しかしバトンはパワーユニット交換のため、15番グリッド降格のペナルティを科せられ、最後尾からスタートすることになる。バトンはマシン同様、パワーユニットの年間基数制限(上限4基)もアロンソから受け継いでいる。つまり今回交換したターボとMGU-Hは、アロンソが使用したモノから通算してそれぞれ年間5基目ということになり、ペナルティを受けることとなったわけだ。

 ホンダはまだ、今回起きたトラブルの正確な原因を把握できずにいるが、F1プロジェクト総責任者の長谷川祐介によれば、MGU-Hの”ベアリングの回転”に関係したトラブルであることが疑われているという。

 バーレーンでもMGU-Hの信頼性に問題を抱えていたホンダ。この時もベアリングに起因する問題だったと言われている。ホンダはこれに対処すべく、翌戦ロシアGPに信頼性を高めたMGU-Hを用意。しかし、今回再びベアリングに関連するとみられるトラブルに見舞われてしまった。

 今回とバーレーンのトラブルは、その挙動については似ているものの、その関連性は定かではないと長谷川は言う。

「2レースごとに交換しなければならないということは、受け入れられるものではありません」

 長谷川はそうmotorsport.comに対して語った。

「特に回転する部品に関して、構造の安定性を高めるために多くの変更が必要だと考えています」

「現在、我々は温度や挙動についてコントロールし、信頼性についても管理しています。マイレージの面では、今回はOKでした。しかしそれでもまだ、信頼性に問題がありました」

 このグリッド降格ペナルティにより、今季これまでで最もポイントを獲得するチャンスが大きいモナコで、その可能性を手放してしまうことに繋がりかねない。そのためホンダは、当初パワーユニットのコンポーネント交換を避けたいとも考えていたという。しかしマクラーレンと現状を話し合った結果、当初のコンポーネントのままレースを走り切るのは”リスクが高い”と判断した。

「フリー走行2回目の後、我々は通常、エンジン、MGU-Hなどのすべての回転部品をチェックします。そして我々は、MGU-Hが正常な状況と比べて少し不規則に回っているのを見つけました」

 そう長谷川は語る。

「完全におかしかったわけではありません。しかしメカニックがフリクションを感じました。MGU-Hが完全に故障すると、タービンは動かなくなります。今回そのような問題はありませんでしたが、抵抗があったのです」

「日本側とも話し合い、我々は金曜日の朝に交換することを決めました。それは10万回転の部品ですから、何か不具合があれば、決して長続きしません」

【関連ニュース】

【F1】バトン「これが最後の予選」。ペナルティで降格も「楽しかった」

【F1】スポット参戦のバトン、PU交換で15グリッド降格ペナルティ

【F1】ホンダ、ロシアGPに新MGU-H投入。バーレーンでの問題に対処

【F1】ホンダのトラブルはMGU-H。その発生原因はまだ特定できず

【F1ライブテキスト】モナコGP決勝の模様を、5/28 20:50からお届け

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース