【F1】ホーナー「今のF1には、”絶望的”に優勝争いが足りない」

レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、3年間メルセデスが”支配”したF1には、より多くのマシンが絡むトップ争いが必要だと語った。

 メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、F1がハイブリッドになった2014年から3年連続でタイトル争いを展開した。その間、メルセデスは間違いなく支配的であり、2014年は3戦を残してコンストラクターズタイトルを獲得。2015年と2016年は4戦を残してタイトルを決めている。

 レッドブルの代表であるクリスチャン・ホーナーに、2017年のF1にとってより良いタイトル争いが必要かどうかを問うと「ブラジルのようなレースを見た時の反応や、1週間経ってもそのレースのことを、人々がまだ話していたことを考えるとそれは実証されていると思う。観衆のリアクションを聞くのは素晴らしかった。F1にはそういうショーをする能力があるんだ」と答えた。

「シーズンを通して、我々はもっとそのような週末を作る必要がある」

 そういうレッドブルも2010年から2013年にかけて4年連続でタイトルを獲得しているが、当時フェラーリに所属していたフェルナンド・アロンソが2010年と2012年にタイトルを獲得する可能性があったこともあって、ホーナーは今よりも「はるかに競争が多かった」と主張した。

「誰も連続優勝を楽しんでいない。我々も、以前4年連続でタイトルを獲得し、批難された」とホーナーは語った。

「しかし、その中の1年(2012年)は序盤の7レースで7人の勝者がいた。それに2010年と2012年は、最終戦までタイトル争いがもつれ込んだ。そして常に、フェラーリやマクラーレン、メルセデスと最後までバトルをしていた。今よりもはるかに競争が多かった」

「F1には、競争の要素が絶対的に必要だと思う。3人から6人のドライバーが優勝する可能性があることが望ましいだろう」

ルール変更に期待するホーナー

 一方で、メルセデスの代表であるトト・ウルフを筆頭に、現行のルールを維持すれば、チームとパワーユニットマニュファクチャラーの間でパフォーマンスレベルが収束していくと主張する人々もいるが、ホーナーははっきりと2017年のレギュレーション変更を歓迎している。

「ルールを変えることで、少し変わると思う」と彼は語った。

「トトは今後5年間、マシン開発を凍結したいと考えているだろう!!」

「しかしレギュレーションの変更が我々にとって大きなチャンスになると、私は考えている」

「我々は、強力なチームを有していると思う。強力なドライバーをふたり擁しているし、彼らと共に力強いシーズンを送るために必要な要素を、我々は全て持っている。そして、支配的なシーズンを送ってきたメルセデスとのギャップを、縮められることを本当に願っている」

 しかしホーナーは、新しいレギュレーションの導入が、個々のドライバー間のパフォーマンス差を浮き彫りにするだろうと語った。

「マシンはより身体にきつくなるし、チャレンジングになる。それは、今よりももっと、ドライバーたちを差別化するだろう」

「勇敢なドライバーは確実に報われるだろう。マシンも同じように、もっとエキサイティングになるだろう。なぜならマシンは、今よりも”マシな”見た目になるし、新しいマシンが達成するだろうコーナリングスピードは、本当にエキサイティングだからだ」

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シリーズ F1
チーム メルセデス , レッドブル
記事タイプ 速報ニュース