【F1】ボッタス「タイトル争いのことはまだ考えてもいない」と語る
オーストリアGPで自身2勝目を挙げたバルテリ・ボッタスは、まだタイトル争いについては考えていないと語る。










メルセデスのバルテリ・ボッタスは、オーストリアGPで優勝。自身2勝目を挙げた。この勝利により、ボッタスはランキング首位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対して35ポイント差、チームメイトでランキング2位のルイス・ハミルトンに対して15ポイント差まで迫っている。
「メルセデスとの契約にサインして以来、それは常に目標だった」
そう彼は言った。
「あんまり大きなことは言いたくない。でも、まだチャンピオンシップは序盤で、50%以上が残っている。大量のポイントを獲ることができるんだ」
「このチームは、1レースごとに多くの開発を行っているし、1戦ごとに良くなっているように感じる。幾つかの不運があったとしてもね。でも、それは他のドライバーも同じだ。まだまだ1年は長いけど、確実にチャンピオンシップを争うことになるだろう」
強気なボッタスだが、まだチャンピオンを獲得することは考えておらず、1戦ごとに集中していくと語る。
「あまり考えすぎないようにしたい。さっきも言った通り今年はまだ半分にも達していないし、考えたところで何の助けにもならない」
そうボッタスは言う。
「タイトルを獲得するためには、毎レースを大事にしなきゃいけない。その週末を最大限に活用し、できる限り多くのポイントを獲得し、安定した成績を残さなければいけないんだ。そして勝てる時には、勝つ必要がある」
「タイトルを獲得するためにも、何も変わらないんだ。レースごと、セッションごと、1周ごとに全力を尽くすだけだ」
チーム代表のトト・ウルフは、ハミルトンがニコ・ロズベルグと組んでいた頃よりも、現在の方がチームをコントロールするのが簡単だと語る。
「我々はかつて、それを対処した」
そうウルフは語った。
「ドライバー間の力関係が全く異なっていることを、忘れないでほしい」
「ルイスにとっては、セバスチャンではなくバルテリがレースに勝ったことは、最高の結果だった。しかし、シーズンはまだ半分も終わっていない」
「私の考えでは、ルイスは考え得る最大の不運に見舞われた。(アゼルバイジャンGP決勝での)ヘッドレストの件では、彼に失望させてしまった。今回はギヤボックスの件で彼に苦労をかけた。そしてこれからは反撃の時だ。次のシルバーストンから、そうなるといいね」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン , バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Adam Cooper |