【F1】ボッタス「タイトル争いを2人に限定するには早すぎる」
ボッタスは、タイトル争いをハミルトンとベッテルに限定するのは時期尚早であり、自分もその争いに加わることができると考えている。









メルセデスのバルテリ・ボッタスは、前戦の中国GPでは苦しい週末を送った。タイミングの悪かったピットストップ、セーフティカーラン中のスピンなど、タイトル争いに関わる重要なものを犠牲にしてしまい、最終的には5位でレースを終えた。
しかしボッタスは、ライバルたちにおいてけぼりにされることはないと確信している。
「チャンピオンシップのバトルをふたりのドライバーに限定するのは早すぎる」とボッタスはバーレーンで話した。
「この長いシーズンの中で、今はまだ序盤だ。ルイス(ハミルトン/メルセデス)とセバスチャン(ベッテル/フェラーリ)だけの争いになるなんて言うつもりはない。シーズンは長いし、状況も変わる可能性がある」
「チームの中では、チームスタッフが僕のパフォーマンスやペースがどうなっているのか、すべてを確認してくれている」
「最終的に重要なのはリザルトだ。これまで僕が失ってきたポイントが、シーズン終盤に影響してくることもあるだろうし、できるだけ早く良い結果を出したいと望んでいる」
「何か慌ただしい状況にいるとは感じていない。今やっていることを維持できて、毎日チームと一緒に前進できれば、すぐに素晴らしいレベルに到達できると思っている。パニックになっていないし、実力を証明するために焦っているということもない」
サスペンショントラブルがあった中国GP
ボッタスは中国GPでマシンに問題を抱えおり、のちにそれはサスペンションに関係するトラブルものだと判明したと明かした。また、レースでもハミルトンと戦えると自信を持っていると話した。
「通常のペースでは、レースは悪くなかった。綺麗な空気の流れに中を走ったり、乱気流がないところでは、ペースは安定していた」
「ルイスと比べて、僕はバランスに少々苦労していた。特に左のフロントタイヤに苦労していて、アンダーステアが強かったからタイヤの磨耗も酷かった。でもレース中に小さなメカニカルトラブルを見つけて、そのせいで少しマシンをスローダウンさせた」
「そのことを考えても、ペースはとても良かったし、それは問題ではない。予選に関して詳しく言えば、メルボルンから上海の間に、パフォーマンスを全体的に改善することができた」
「今週末はまた良い結果になるように努力している。もちろん僕たちは強いし、ルイスとも平等だ」
またボッタスは、チームにも馴染み、今季のマシンW08にも慣れたということを明かし、昨年まで所属していたウイリアムズとは全然違う状況だと話した。
「これまでドライブしていたマシンとは、メカニカル的にも全く異なる動きをする。小さなことについても話し合うけど、F1ではそういう小さなことが大きな違いを生むんだ」
「ますますそれに慣れてきていると思っている。今はマシンから全てを引き出すことができると感じるためにも、マシンから遠ざかるべきではない。ルイスはそれに関して素晴らしいお手本だ」
「マシンがどのような動きをするのか、などメカニカル的なことを重視している。セーフティカーの後ろでスピンしたように、僕はまだマシンのことを理解しているわけではなかった」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Adam Cooper |