【F1】ボッタス「今季のF1は”マシン性能”の究極の戦いになっていく」

バルテリ・ボッタスは、メルセデスとフェラーリによる今季のタイトル争いは、最終的には究極の”マシン性能”の闘いになっていくと考えている。

 ここまでの4レースを終え、メルセデスが2勝、フェラーリが2勝と、トップ2チームによる互角の争いが展開されている。しかし、フェラーリの2勝はいずれのセバスチャン・ベッテルによるものであるが、その勝因はフェラーリの今季マシンSF70Hがタイヤに優しいという特性にあることだと指摘されている。

 そのため、フェラーリはより積極的なタイヤ戦略を採ることができ、オーストラリアGPと中国GPではピット戦略でメルセデスのルイス・ハミルトンを出し抜くことに成功した。

 ロシアGPで自身のF1初優勝を果たしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、バーレーンGPでも優勝できる可能性があった。しかしこの時はタイヤのトラブル(スタート時に履くタイヤを温めていたウォーマーに接続された発電機が故障し、適正な温度に温められていなかった。そのため内圧の設定を誤り、レースペースに苦しんだ)に見舞われ、勝機を逃している。

 しかしボッタスは、すべてのチームが今季のピレリタイヤを理解すれば、先頭争いの状況は変わるだろうと予想している。

 motorsport.comの独占インタビューで、昨年までの”タイヤ”が支配するレース展開が退屈だったかどうか尋ねられたボッタスは、次のように語った。

「いや、退屈じゃない。僕はいつもそう(タイヤがレースを支配していた)だったと思う。しかし今はタイヤが変わった」

「すべてのコンパウンドが、すべての路面でどう作用するのか、それを完全に理解するのはより難しくなった。僕は、F1は常にそうだったと思う。しかし今は、僕たちのクルマとフェラーリのパフォーマンスが非常に接近しているため、タイヤの理解のごく僅かなことで、結果が決まってしまう。結局のところ、タイヤは路面と接している唯一のモノだからね」

「しかし僕は、将来的にはタイヤについて話すことが少なくなるだろうと思う。人々やチームがタイヤのすべてを学べば、おそらくタイヤの扱い方については同じようになっていくと思う」

「だからタイヤについて話すことは減り、クルマやセットアップ、そしてマシンの開発について話すことが多くなっていくだろう」

フェラーリの進歩は”驚き”だった

 多くの人々は、今季のレギュレーション変更により、レッドブルがメルセデスにとって最大の脅威になると考えていた。しかしその役目は、冬の間に驚異的な進歩を遂げたフェラーリが担うことになった。

「そこまでは考えていなかった」

 ボッタスはフェラーリの復活についてそう語った。

「彼らは驚くほど良い結果を出している。彼らは素晴らしい冬を過ごし、昨年よりもものすごく強力なマシンを開発した。実に大きなステップだ」

「彼らはすべてのコースで、そしてすべての週末に、正しくタイヤを管理できている。彼らはすべてのコンパウンドで、圧倒的に優位に立っているんだ。彼らは素晴らしい仕事をしてきた。彼らをやっつけようとすることは、僕らにとって素晴らしいチャレンジだと思う」

 そしてボッタスは、次のようにも語った。

「確かに、僕らは前進したいと思っていた。今シーズンは僕らにとって、はるかに良いシーズンになるはずだと思っていた。しかし一般的に考えれば、競争するというのはとても良いことだと思う。その状況は僕らを、より頑張らせてくれるからね」

「毎週末、そしてすべてのセッションが、とても面白いモノになったと思う。それは僕たちにとってだけではなく、すべての人たちにとってね。だから、それはとても良いことだと思う。僕らが戦っているのはF1なんだ。F1には激しい競争がなければならない。しかしもちろん、先頭に立ちたいと思っているし、当然勝ちたいと思っているよ」

【関連ニュース】

【F1】ラウダ「スペインGPでシーズンは再び新たなスタートを切る」

【F1】0.6秒差で勝利。ボッタス、F1初勝利は「夢のようだ」

【F1】ハミルトン、”説明できない”問題に苦戦。全力で解明に取り組む

【F1】マッサ、古巣フェラーリの進化に満足「予想できなかったことだ」

【F1】ベッテル、ライコネンを擁護「誰も彼の才能を疑っていない」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
ドライバー バルテリ ボッタス
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース