【F1】ボッタス、前半戦は”まあまあ”の評価「ベストはまだこれから」
バルテリ・ボッタスは、ハイダウンフォースのパッケージでメルセデスは進歩する必要があると考えており、自身も含めてまだ改善していけると考えている。











ドライバーとコンストラクター、ダブルタイトル4連覇を狙うメルセデスは今年これまでのレースの中で、ハイダウンフォースが要求されるトラックであるモナコとハンガロリンクで相対的に最も競争力がなかった。
一方、ライバルであるフェラーリはその両レースでグリッドのフロントロウを独占し、決勝では1-2フィニッシュを達成している。
夏休み明けのベルギーGPとイタリアGPではメルセデスの方が優位であると予想されるが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)は、その後のシンガポールGPを懸念しているようだ。
「僕は最低でも次の2レースは、フェラーリと比べて僕たちの方が少し適していると思う」とボッタスは述べた。
「僕たちにはやるべき仕事がまだある。彼ら(フェラーリ)はコーナーの通過速度が速く、そのことに対処する必要がある。自分たちのマックス・ダウンフォースパッケージを改善する必要があるんだ」
「ダウンフォースをたくさん要求してくるコースはまだ多く残っている。スパはダウンフォースの効率の方が重要だし、モンツァは必要なダウンフォースがすごく少ない。その後のシンガポールで、再びダウンフォースがかなり必要になる」
「僕たちは本当に頑張っているし、マシンを改善しようとしている。もし僕たちが進歩できなければ、間違いなく難しいシーズンになるからね」
”まあまあ”だったシーズン前半
2016年シーズンのチャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグが電撃引退をしてから、その代役としてチームに加入したボッタス。彼はすでに今季2勝を挙げ、表彰台を逃したのは3レースのみという安定感だ。
ポイントランキングでもフェラーリのセバスチャン・ベッテル、チームメイトのルイス・ハミルトンに次ぎ、現在3位。ベッテルとはまだ33ポイント差にとどまっており、コンストラクターズランキングで、メルセデスがフェラーリを39ポイントリードしているという状況に大きく貢献している。
しかしボッタスは、それ以上に良い結果を期待していたと主張し、メルセデスでのベストレースは”もうすぐやってくる”と確信しているようだ。
「僕は、チャンピオンシップでもう少し良い位置につけていることを期待していたし、チームにしてみてもそうだったと思う」と彼は語った。
「コンストラクターズランキングの方はまだ良いけど、僕たちにとっては難しいレースがいくつかあった。それは理想的なことじゃない」
「チームとしては優勝だけが満足のいく結果であって、目標は常にそれだ。間違いなく、(ハイダウンフォースパッケージの改善は)取り組むべき課題だと思う」
「今年やってきたように、僕がチームと一緒に取り組んでいける限りは、僕もまだ改善することができる」
「僕は、シーズン後半がもっと良いものになるとわかっている。僕のベストパフォーマンスが発揮されるのはまだこれからなんだ。それが僕の感触だし、シーズン後半を楽しみにしている理由だ」
「僕は目標を非常に高く設定しているため、シーズン前半はまずまずだったと思う。だけど、明らかにいくつか素晴らしい瞬間もあった」
【関連ニュース】
ベッテル「ライバルがフェラーリの真似をしているのは良い兆候」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Adam Cooper |