【F1】執拗に順位を死守したペレスに怒りのオコン「フェアじゃない」
フォースインディアのふたりは、ラスト2周でフェラーリのセバスチャン・ベッテルに先行を許してしまい、5位-6位フィニッシュとなった。







カナダGPでフォースインディアのふたりは、表彰台を奪うべくレッドブルのダニエル・リカルドの背後につけていたが、最終的にチームメイト同士の争いによってチャンスを失った。その挙句、ラスト2周でフェラーリのセバスチャン・ベッテルにも先行を許してしまい、5位-6位フィニッシュとなった。
レースの間、幾度もセルジオ・ペレスのエンジニアはペレスに対し、より新しいタイヤを履くチームメイトのエステバン・オコンにポジションを明け渡すことを提案していた。しかしその提案をペレスは拒否し続け、断固として自身のポジションを死守した。
その結果、ペレスはリカルドに対してDRSを使うことができる”1秒以内”の距離から離れてしまい、さらに2ストップ作戦で新しいウルトラソフトタイヤを履いたベッテルが、チームメイト同士で攻防戦を繰り広げるふたりに接近した。
皮肉にもペレスはオコンからのアタックを退け続けたが故に、ベッテルがオコンをオーバーテイクするのを手助けすることになった。その2周後、ペレスもベッテルに交わされた。
最終ラップでも、ペレスは執拗に自分のポジションを守り続け、約0.5秒差でふたりはチェッカーフラッグを受けた。
チェッカー後のオコンは、チーム無線で次のように怒りをぶつけた。
「彼のあんな行為は許されないだろう。彼は最後まで僕をブロックし続けた。なんなんだ? こんなの許されないよ。こんなのフェアなレースじゃない」
「(ペレスは)フェアな男じゃない。全くフェアじゃないよ」
【関連ニュース】
オコンのフォースインディア入りに、ウルフ「才能がお金に勝った証明」
サインツJr.次戦3グリッド降格。グロージャン「危険な動きだ」
アロンソ「ホンダのストレートスピードの遅さは”危険”なレベル」
優勝のハミルトン「チームワークでフェラーリに大打撃を与えた」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | カナダGP |
ロケーション | サーキット・ジル・ビルヌーブ |
ドライバー | エステバン オコン , セバスチャン ベッテル , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Charles Bradley |