【F1】マクラーレンのブーリエ「これまで経験した中で最も厳しい週末」

マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、アゼルバイジャンGPをF1で経験した「最も厳しい週末」と表現する。

 マクラーレンは、年間の使用制限数を超えたパワーユニットのコンポーネントを投入するため、アゼルバイジャンGPで大きなグリッド降格ペナルティを受けることが分かっていた。結局、フェルナンド・アロンソは40グリッド、ストフェル・バンドーンは35グリッドの降格ペナルティを受けることになった。

 ただマクラーレンの苦悩はそれだけでは終わらなかった。パワーが要求されるバクー市街地サーキットで苦戦を喫し、アロンソは16位、バンドーンが19位と、揃って予選Q1落ちを喫したのだ。

 状況について尋ねられた、マクラーレンのレーシング・ディレクターであるエリック・ブーリエは、次のように答えた。

「みなさんは私の回答を分かっていると思うが……」

「私もドライバーたちと同じように、レーサーみたいなものだ。だから今回の状況は、私がこれまで経験した中でももっとも厳しい週末だと思う」

 アゼルバイジャンGPはまだ今季の8戦目。今回を除いても、まだ12戦も残されている。その段階ですでにグリッド降格ペナルティを受けるということは、今後もふたりのドライバーに、複数のグリッド降格ペナルティが科されるのは不可避ということを意味する。しかしブーリエは、将来についてあまり考えていないと言う。

「私はそれについてはあまり考えていない」

 そうブーリエは語る。

「レースごと、そしてアップデートのことだけに我々は集中している」

 そんな中でも、アロンソが金曜日に試した”スペック3”の新型パワーユニットについては、ポジティブであることを認めた。

「パフォーマンスの改善が見られるのは良いことだ」

 バンドーンは、ここバクーでは狭くツイスティな中間セクターでも苦労しているという。その原因は、パワー不足を補うために用意されたローダウンフォース仕様のエアロパッケージに起因していると説明する。

「僕らは今週末、エアロセットアップの面で多くの妥協を強いられている。ストレートスピードを補うためにね」

 そうバンドーンは語る。

「通常なら、もう少しダウンフォースをつけるべきだし、ミドルセクターでの競争力を確保するべきだと思う」

「しかし、みなさんご存知の通り、僕らは今週末にペナルティを受け、グリッドの後方からスタートすることになっていた。だから、レースに向けて適切なダウンフォースを得ることに集中してきたということだ。まぁ言ってみればね」

 アロンソは、昨年よりもレースで色々なことが起き、前方のマシンが脱落していくことを期待していることを認める。

「最初から、我々は今回のレースが厳しいものになることを知っている。うまくいけば、僕らはスタートで幾つかポジションを上げることができるだろう。そして僕らの目の前で何かが起きた時に利益を得て、インシデントに巻き込まれないようにし、ウォールにぶつからないようにするつもりだ」

「去年も、金曜日と土曜日には同じように色んなことが起きた。しかし、日曜日には何も起きなかった。今年はどうなるか見てみよう。去年起きていない分も埋め合わせてくれるといいね」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 アゼルバイジャンGP
サーキット バクー市街地
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース