【F1】マクラーレン厳しすぎるオフテスト。最後は電気系トラブルが襲う

オフシーズンテストが全て終了した。しかしマクラーレンは、予想以上に厳しい日々を過ごし、開幕戦オーストラリアに向かうことになる。

 今季のF1プレシーズンテスト、すべての日程が終了した。その最終日も、マクラーレン・ホンダは信頼性の問題を解決することができず、わずか43周しか走行することができなかった。この周回数は、この日最も多く走ったウイリアムズの約1/3でしかなかった。

 この日のマクラーレンは、午前中に2度にわたってコース上にマシンを止めたため、赤旗の原因となった。ストップの要因となったのは電気系のトラブル。この日の走行を担当したフェルナンド・アロンソは、チームのリリースで次のように語っている。

「出だしは順調で、プログラムを進めたものの、コーナーで電源が落ちてパワーを失ったため、マシンを止めた」

「問題なく再起動でき、数周はスムーズに走れたが、再び同じ現象が起きたので、より深く原因を追求するためにさらにマシンへ変更を加えた」

 この前日、ストフェル・バンドーンがドライブしていた際にも、同様に電気系のトラブルが発生していた。そのためチームはパワーユニットとシャシーの双方で多くの電装部品を交換したというが、再びトラブルに見舞われてしまった。しかし、バンドーンが見舞われたものとアロンソが遭遇したトラブルの両方が同じ原因かどうかは不明だという。

 ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は、次のようにコメントしている。

「テスト最終日もチーム全員にとって困難な1日になりました。夜通しで原因解明に取り組んで部品交換を行いましたが、再び問題が起きてしまったことは残念に思っています。今日もマシンの電源が落ちる原因を探るために多くの時間を費やしました。その結果、予定を変更せざるをえなかったものの、午後に走行を再開し、少しプログラムを進めることができました」

 レーシングディレクターのエリック・ブーリエも、次のようなコメントを残している。

「期待通りの1日とはなりませんでした。昨日の電気系の問題が尾を引き、電源が落ちてしまう原因を解明するために、1日中様々な箇所の変更に取り組みました」

 長谷川とブーリエは、このオフのテストが厳しいモノだったということを認める。

 ブーリエは言う。

「この2週間のテストで多くの問題が起こりましたが、マシンの理解は着実に進んでおり、解決すべきことも分かっています。もちろん一晩で解決できるような問題ではありませんが、残り2週間という期間で、オーストラリアに向けてマクラーレンとホンダともに改善できればと思っています」

「チームの全員は、日々前進すべく、献身的に働いてくれました。皆が見せてくれた懸命な努力と情熱を心から誇りに思います。今回のテストは厳しいものとなりましたが、正しい方向に進むための解決作を見つけるため、モチベーションを高く保っています」

 また長谷川は以下のようにテストを振り返った。

「テストは厳しいものとなりましたが、チーム全員が改善に向けて必死に努力してくれたことには、本当に感謝しています。こうして取り込んでくれるマクラーレン・ホンダの全員を誇りに思います」

「メルボルンまでに残された時間で、マクラーレンと引き続き緊密に連携し、オーストラリアに向けて出発するまで努力し続けます」

 2017年のF1開幕戦オーストラリアGPは、3月24日から行われる。

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース