【F1】マクラーレン「アロンソの代役はまだ未定。候補が数名いる」
ザク・ブラウンは、モナコGPでのフェルナンド・アロンソの代わりのドライバーをまだ決定していないことを明らかにした。









マクラーレンのエグゼクティブマネージャーであるザク・ブラウンは、モナコGPでのフェルナンド・アロンソの代わりのドライバーをまだ決定していないことを明らかにした。
すでに報じられている通り、アロンソは5月に行われるF1モナコGPを欠場し、インディカーのインディアナポリス500に出場する。アロンソはアンドレッティ・オートスポートからエントリーする予定だ。
彼の元チームメイトであるジェンソン・バトンは、2018年末までマクラーレンと契約を交わしている。
バトンが代わりを務めるということは妥当な選択であるように見えるが、ブラウンによると、ストフェル・バンドーンとのパートナー契約は誰とも確立されていないという。またその調整はレーシングディレクターであるエリック・ブーリエに一任していることを明らかにした。
「フェルナンドの代わりのドライバーはまだ決定していない」とブラウン。
「話し合いは現在進行中であり、いくつかのオプションがある。それが誰なのかお伝えすることはまだできない」
「ディレクターであるエリックは、最終的にどのドライバーを選出するのか推薦する責任を持っている。レースの週末には彼から何かしらの報告があると思う」
「彼が誰を推薦していたのかをお伝えすることはできない」
バトンは、マクラーレンのシーズン前テストに参加していない。またブラウンは、バトンが”2017年マシンをシミュレータで試しているのか”すら把握していないことを明かした。
今週のバーレーンGPの後、マクラーレンは、来週のインシーズンテストでアロンソの代わりのドライバーに練習走行させる機会を与える予定であるという。しかし現状は、バンドーンが走行距離を稼ぐというプログラムだけが予定されていることをブラウンは明かした。
「フェルナンドがふたりいて、それぞれの場所でレースしてほしいと思うが、そうもいかない。少なくとも、そういった技術はまだ開発されていない」
「インディアナポリスに参戦できるチャンスはとても大きく、我々も逃したくないと考えている」
「フェルナンドが言っているように、誰がマシンに乗っていようと、ストフェルは良い仕事をする。マシンがどうであろうとも、ストフェルが変わらずに仕事ができると我々は期待している。セカンドドライバーというものはそういうものだ」
「我々はマクラーレン・ホンダが持っている目標の全体像を客観視しなければならない」
アロンソ、F1モナコGPに期待
ホンダが2015年にF1に復帰して以来、モナコはマクラーレンにとって相性の良いサーキットとなっている。なぜならパワーユニットの性能がそれほど重要視されないからだ。昨年、アロンソは5位に入賞している。
アロンソはマクラーレンがトップ10圏内に入ることを期待している。
「パッケージのおかげで、ここ数年は良い結果を残すことができたし、僕たちはモナコGPに多くの期待を寄せている」とアロンソ。
「誰がマシンに乗ろうとも、良い仕事をしてくれることを願っている」
「僕はドライブしないけど、ポイントを獲得する可能性は大いにある。アメリカで別のレースをしている間も、僕はチームをサポートしたい。モナコGPを走れないのが寂しいよ」
Additional reporting by Jonathan Noble
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | モナコGP |
ロケーション | モンテカルロ |
ドライバー | フェルナンド アロンソ , ジェンソン バトン , ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Mitchell Adam |