【F1】マクラーレン、ホンダとの関係解消は「考えてもいない」

マクラーレンは、ホンダに大きな”プレッシャー”をかけていると示唆するが、それは今回の件に起因するものではなく”いつものこと”と主張する。

 火曜日から始まった今季の開幕前最後の合同テスト。その初日、ホンダのパワーユニットには電装系のトラブルが発生し、またもセッション中に載せ替える必要が生じた。これにより、マクラーレンのストフェル・バンドーンは貴重な走行時間を失うことになった。

 ホンダは、1回目のテストで発生したトラブルの原因を今も究明中であり、開幕戦までの時間は刻一刻と少なくなっている。

 レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、マクラーレンとホンダの間の関係は、現在どのくらいの緊張感にあるのかと問われると、次のように答えた。

「最大限だ。我々はF1にいて、レースをしている。そして我々は任務を遂行しなければならない」

「だから、かかるプレッシャーは当然大きい。そして我々は当然、ホンダに大きなプレッシャーをかけている。ただ、それはいつでも同じことだ」

「歩みを間違えるわけにはいかない。我々は最高のクルマを提供しなければならないんだ。これは、両者(マクラーレンとホンダ)共にだ」

繰り返される問題

 ホンダのパワーユニットには、今季のテスト中に大きく分けて3つの問題が発生している。ひとつはオイルタンクの問題で、これはすでに対処済みだとホンダも語っている。残りはバルブと、この日起きた電装系の問題だ。

 ブーリエは、このふたつの問題には共通の要因があると示唆した。これにより、問題を修正するための理解を促進できるかもしれないという希望がもたらされているという。

「外から見れば別の問題のように見えるかもしれないが、少なくともふたつのトラブルは同じ原因だった」

 そうブーリエは語った。

「それは、時間内に対処することができる」

 彼は次のように付け加えた。

「我々は先週と同じ仕様のパワーユニットを走らせた。これは、ブロックが変更されたり、何らかの修正が加えられたということを意味するものではない」

「次に試す仕様は、この問題の一部もしくはそのほとんどに対処できているはずだと思う」

大きな懸念はない

 マクラーレンは、トラブルが頻発したことで走行距離の面で遅れをとっている。そのため、オーストラリアGPに向けた計画には遅れが生じると考えられているが、ブーリエはそれほど大きな懸念はないと主張する。

「まだそれほど心配していない、そう言おうじゃないか」

 そう彼は言った。

「もちろん、我々はより多くのパーツをテストしたいので、たくさん走れることを望む。しかし、我々が行ったことのいくつかはとても良い。そして相関関係は良いので、予想を基に作り上げることができると言えるだろう。だから、大きく懸念をしているわけではない」

「残りの部分については、明らかにホンダの手に委ねられている。彼らはそれを適切に調査し、正しく扱うだろう。我々はパートナーに頼る必要があるし、彼らがそれを行うことを信じている」

 今季からパワーユニットの開発トークンシステムが排除されたため、ホンダがエンジンの問題を克服するためには、多くの変更を行う余地がある。しかし、シーズン中に使うことができるパワーユニットの数は限られている。

 この問題が、シーズン序盤に影響する可能性について問われたブーリエは、次のように答えた。

「このテストに基づき、エンジンにいくつかの変更が加えられる可能性がある。しかしシーズン開始前、もしくはシーズン序盤早々に対処できるだろう」

”関係解消”はない

 ブーリエは、今回の件でホンダとの関係に亀裂が生じ、契約期間が短くなることはありえないと主張した。

「我々は契約を結んでいる」

 そうブーリエは語った。

「我々はそれについて考えることもしていない。我々の間には契約がある。長期的な契約だ。今は理想的な時期じゃなかったとしても、我々はその上に積み上げたいと思っている」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 Barcelona pre-season testing II
サーキット サーキット・デ・カタルニア
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース