マクラーレンは中国GPの決勝に、新しいリヤウイングを使用しないことを決めた。しかし来週のバーレーンGPで使うことを目指している。
マクラーレンは、土曜日のフリー走行で、新しいデザインのリヤウイングを試した。しかし、チームはこのウイングの効果に満足できなかったため、予選では従来仕様に戻した。結果的にはフェルナンド・アロンソが予選でQ2に進出したことで、その判断が正当化されることになった。
マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、バーレーンに向けて設計を調整すると語った。しかしチームは、その他の変更については満足しているという。
「我々は今朝、両方のマシンでそれを試した。しかし、修正すべき小さい問題があったので、我々はレースでそれを使わないことを決めた。だから、予選でもそれを使わなかったんだ」
そうブーリエは状況について語った。
「しかし、来週のバーレーンでは、それを戻すだろう。他のアップデートは、すべてうまく機能した」
予想よりも良かった
アロンソは、予選に向けて期待していなかったことを認めた。しかし実際にはQ2に進出し、Q3まであと0.3秒というところまで迫った。
「間違いなく期待よりもはるかに優れている」
そうアロンソは語った。
「FP3では、僕らが持つ全力で走った。しかし、僕らには全く競争力がなかったんだ」
「だから、少し悲観的に予選に臨んだ。目標であったQ1突破も、少し心配していたんだ」
「しかし予選ではペースを上げることができた。クルマは大丈夫だったし、Q1で10位、Q2で13位だったのは驚きだった」
「今、これをどう活用できるかは、僕ら次第だ。そして、明日はこの位置から最大限の結果を引き出したい。そして、うまくいけばポイントを獲れたらいいね」
アロンソのチームメイトであるストフェル・バンドーンは、16位で予選を終えた。
「僕らはガレージから出て、少し妥協したんだ。セッション開始時に少し時間を失った」
そうバンドーンは語る。
「それで僕の方は、少し混雑したタイミングでのコースインになってしまったんだ。でもラップは少しまとまりのないモノとなってしまった。でも、間違いなく、今日の僕はQ2に進めるチャンスがあると感じた」
「フェルナンドは13位だったけど、僕も同じようなペースで走れたと思う。だから実に残念だ。しかし、少なくともいくつかのポジティブなことがあると思う」
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