【F1】マクラーレン、CEOカピトの離脱を正式発表
マクラーレンは、昨年チームのCEOに就任したばかりのヨースト・カピトの離脱を正式発表。その理由を”方向性の違い”と説明した。






ヨースト・カピトは、フォルクスワーゲンのモータースポーツ部門のトップを務めていたが、2016年シーズン後半からCEOとしてマクラーレンに合流していた。
彼がF1レースに初めて公式に姿を現したのは2016年のイタリアGPで、それ以降はチームのガレージに定期的に訪れていた。
しかし、カピトをチームに招き入れたロン・デニスが昨年末に非常勤会長の座を追われたため、後ろ盾を失ったカピトのチームでの役割は不透明になっていた。
ザク・ブラウンがマクラーレンの新しいCEOに就任したことで、マクラーレンの全体的な戦略を再評価するきっかけとなり、カピトとチームは別々の道を歩むことになった。
マクラーレンのスポークスマンは、motorsport.comに対して次の様に語った。
「ヨースト・カピトは、フォルクスワーゲン・モータースポーツで4年間の成功した月日を過ごした後、マクラーレンに加入した。彼は、成功体験をマクラーレンに還元するという、強い意欲を持っていた」
「彼は勝てるチームへの再建を目指し、そしてマクラーレンのF1マシンの競争力を高めることで、数年後には世界選手権で勝利することを目指していた」
「残念なことに、チームを今一度成功に導くためには何が必要なのかということについて、ヨーストとの共通点を見出すことができなかった」
「結果として、彼はマクラーレン・レーシングを離れることに同意し、今は他の選択肢を模索している。我々は、彼の将来の試みが成功することを願っている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Jonathan Noble |