

執筆: Jonathan Noble
2017/02/04 1:55
マクラーレンはこれまでの伝統を破り、2017年マシンから”MP4”の名を冠することをやめるという。
マクラーレンは、今月下旬に発表される予定の2017年用マシンの名が、MCL32と名付けられたことを明らかにした。
「2017年には全てが変わる。そして、我々のクルマの名前も変わる。我々は、マクラーレン・ホンダMCL32を用意する」
この動きは、長年チームを率いてきたロン・デニスがチームを去ったこと、そして新たなエクゼクティブ・チェアマンにザク・ブラウンが就任したことに起因している。
デニスが在籍していた間、マクラーレンのマシンは「マールボロ・プロジェクト4」の略号である”MP4”という3文字が必ず冠されていた。
デニスはマクラーレンに加わるまで、”プロジェクト4・レーシング”を率いていた。しかしマクラーレンと合併、メインスポンサーにタバコメーカーの”マールボロ”が付いた1981年以降は、一貫してMP4の名が使われていた。その最初のマシンは、1981年のアルゼンチンGPでジョン・ワトソンがドライブしたもので、その名も”MP4”。そして、昨年のマシンであるMP4-31までこの伝統が続いていた。
今年のマクラーレンは、そのシャシー名称がMCLに変更されるだけでなく、カラーリングも大きく変わると言われている。一説には、マクラーレンの元々のイメージカラーである、パパイヤオレンジが含まれるという。
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シリーズ | F1 |
チーム | マクラーレン 発売中 |
執筆者 | Jonathan Noble |
【F1】マクラーレン、”MP4”の使用を終了。新車名は”MCL32”
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