【F1】マクラーレンCEO「パーツの”標準化”もコスト削減策の一部」

マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、コスト削減策の一環として、いくつかのパーツの標準化を進めるべきだと語った。

 マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンはコストの削減策の一環として、”標準パーツ”を増やすべきだと語った。

 F1を”統治”していたバーニー・エクレストンが名誉会長に退き、新オーナーのリバティ・メディアが積極的に運営に乗り出すなど、F1には新しい時代が訪れている。とはいえ、レースをより良いものとしながらコストを抑える、という大きな目標は変わっていない。

 パーツの標準化については過去数年で何度か議論が行われており、ザク・ブラウンはこれをコストを削減するための良い方法だと考えている。

 しかし、彼はそれがF1のすべての問題に対する答えになるわけではなく、チーム予算の制限を含む、より大きなプランの一部であるべきだと主張している。

「標準化すべきだと思うパーツがいくつかある」とザク・ブラウンはAutosportに語った。

「マシンに搭載されているパーツをコントロールするだけでは、コストを制限することはできないと考えている。他にも策が必要だ。風洞などは良い例で、我々は風洞の使用時間を制限したが、今はCFD(数値流体力学解析)の予算が天井知らずに上がってしまった。だから、私はパーツの標準化だけで問題が解決するとは思っていない」

「いくつかのパーツは標準化することができるだろう。例えば、ウイリアムズのマシンのサスペンションと比較して、我々マクラーレンのマシンのサスペンションがどのように異なるか、ファンが見てわかるとは私は思わない」

「だから、パーツを標準化してコストを削減したところでショーは改善しないし、ファンは違いを感じないと思う」

「しかし、私はいまだに、他の多くのスポーツが導入しているような予算制限が、F1にも必要だと考えている」

F1の新しい戦略

 F1の新しいCEOであるチェイス・キャリー、商業面を担当するショーン・ブラッチズと共に、スポーツ面を担当するマネージングディレクターとしてF1の運営に関わることになったロス・ブラウンは、F1は長期的な計画を考え、2016年シーズン序盤に予選のフォーマットをころころ変えたような、過剰に反応する姿勢をやめるべきだとしている。

 ロス・ブラウンは、F1にとって技術的な挑戦は依然として重要だが、もっと良いバランスであるべきだと語った。

「F1のDNAには、常に技術的な挑戦が含まれていた」とブラウンはBBCラジオ4に語った。

「それは健全だと思うし、マシンはそれぞれ異なっている必要があると思う。ファンにとって、周期的に違うチームが競争力を発揮する必要があるとも思う」

「しかし、現時点ではそれはかなり過剰だ。トップと下位の差があまりにも大きいため、それを見直し、どのように元に戻すかを考えなければならない」

「間違いなく課題は山積みだが、そのうちのひとつが小規模チームが自立できるようにすることだ」

「チームがまともなマシンを作り、レースをするまでのコストを考える必要がある」

「チームに支払う賞金の分配については、現在の商業契約(コンコルド協定/2020年まで)が切れ、見直されるまでの数年、大したことはできない」

「我々が予算制限を行い、良識のある小規模チームが組織をうまくまとめられれば、予算はまともな額に収まるだろう」

F1が成功の見込めるビジネスになり、継続してF1に参戦する意義が生まれる。現時点では、F1がそういうビジネスだと確信は持てない。我々はそれを重視していかなければならない」

Anthony Rowlinson/Lawrence Barretto

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シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース