【F1】マグヌッセン「十分なオファーをくれなかったルノーを自分から断った」
マグヌッセンは、チームからのオファーには誠意を感じられず、ルノーを去るという決断を下したのは自分であると明かした。




先日ルノーは、ジョリオン・パーマー(ルノー)が2017年もチームに残留することを発表した。一方チームメイトのケビン・マグヌッセン(ルノー)は、ハースとの交渉が最終段階に至っていると報道されている。
ブラジルGPの木曜日、マグヌッセンは、もし自身が望めばルノーに留まることができたかもしれないが、チームからのオファーでは自身を本当に必要としているという信頼を感じることができなかったと明かした。
ルノーを去るかどうかということについては、「自分で決定を下した」とマグヌッセンは話した。
「ルノーからオファーは受けたけど、僕がそれを受け入れるのに十分なオファーではなかった」
1年限りの契約では安定性が得られなかったことが理由かと聞かれたマグヌッセンは、こう答えた。
「ルノーからの愛着心を感じた。でもその契約がもっと長いものであったら、おそらく僕はもっと真剣に契約を考えただろう」
「でも契約しないことを決めた。長いこと待ったし、チームはたくさんのドライバーにオファーを出していたんだ。ある時点では、僕が聞いたオファーをチーム代表も知っていた。状況はかなり複雑だったし、チームを離脱した方が良いと思ったんだ」
「マネージメントについて感じたこともたくさんあった。もしもっと責任を感じることができていたら、状況は変わっていただろう。でもこのことを表明できてハッピーだ」
マグヌッセン離脱は「驚き」
メキシコGPの前には、ルノーはマグヌッセンにオファーを行ったと考えられているが、その前には、すでにマグヌッセンはハースへの移籍を決めていたと言われている。
ルノーのチーム代表フレデリック・バスールは、マグヌッセンへのオファーが十分なものではなかったという主張に驚いているという。
「シーズン中、何度も将来について話し合った。でも、もし彼がそういう考えを持っていたのなら、我々は彼にオファーしなかった。変な状況だ」とバスールはmotorsport.comに話した。
「我々は契約について話し合ったが、ある時点ではジョリオンとも話し合った。トラック上で何があったのかを知るためにも、彼と話す必要があり、同時に契約の合意にも至った」
「来年は競争力を持てるだろう」
マグヌッセンは、今シーズン限りでルノーを離れるのは残念なことだと話したが、ハースに移籍することは良いステップになるだろうと考えている。
マグヌッセンはハースへ移籍することをポジティブに考えている。
「より良いものになってほしい。来年は競争力を持てると思う。今はそう感じている」
「僕の価値を証明して良い仕事をするためにも、新しいチームを楽しみにしている。今はそういうことを考えている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ブラジルGP |
ロケーション | ホセ・カルロス・パーチェ・サーキット |
ドライバー | ケビン マグヌッセン |
チーム | ハースF1チーム , ルノーF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |