【F1】マシンの進歩に自信を持つリカルド「開幕戦はドラマが起きる」
第2回シーズン前テスト初日、マシンの進歩を日々感じ取っていると語ったリカルドは、開幕戦のレースに期待を寄せている。










バルセロナで行われた第2回シーズン前テスト初日、レッドブルのダニエル・リカルドは、ウルトラソフトタイヤで1分19秒900を記録。そのタイムはシーズン前テスト中のレッドブルにとってベストタイムとなった。
同日、ウイリアムズのフェリペ・マッサがスーパーソフトタイヤでリカルドのタイムを約0.174秒上回ったため、リカルドはその日を2位で終えた。しかし、彼はこれからのレッドブルの進歩に対して前向きな意見を持っている。
「先週の僕たちのシチュエーションを考えれば、今朝(テスト初日の朝)のタイムに満足できるよ。それに今日のマシンからは、さらに伸び伸びと走れそうな兆しを感じた」
「日々マシンの感触は良くなってきている。マシンが少しずつ進歩していくんだ。いい感じだよ」
「メルセデスやフェラーリのレベルはまだわからないけど、僕たちはその2チームの近くにいる」
またリカルドは、レッドブルがパフォーマンスに関する秘策を持っていないことを明らかにしている。
「現時点では、隠し持っている大きな秘密は何もない。だからレッドブルのポケットに2秒を隠し持っているなんてことはないよ」
「でも、みんなわかっていることだけど、フェラーリやメルセデスはまだ何かしら隠し持っているみたいだ」
ソフトタイヤ推し
第2回テスト初日のリカルドのベストタイムはウルトラソフトタイヤによるものだった。しかしリカルドによるコンパウンド別の評価は、ソフトタイヤの方が高いようだ。
「今朝のソフトタイヤは良い感じだった。僕たちはかなり良い走りができたと思う」
「ただそのソフトタイヤはかなり消耗していたと思う。僕たちは他にもスーパーソフトとウルトラソフトを試してみた。実際にスーパーソフトではあまり速く走れなかったんだ」
「ウルトラソフトはスーパーソフトよりはマシだけど、でもそこまで良くはない。だからソフトタイヤが一番良いタイヤだってことを、僕たちは学んだ」
"ちょっとしたドラマ"になる
現段階で、メルセデスのルイス・ハミルトンは、フェラーリに注目しているという。そのようなハミルトンの意見に対し、リカルドは次のように述べた。
「僕にもフェラーリは速いように見える。でもメルセデスはさらに速いんだろうね。まあ、彼らはどちらも良い感じだろうね」
「先週の段階でウイリアムズはあまり走れていなかったけど、今日の彼らはかなり良い感じだったように見えた」
「面白くなってくると思う。開幕戦のメルボルンはちょっとしたドラマがあるだろうね」
リカルドに対し、レッドブルはどのチームと接戦になるのかという予想について訊くと「わからない。でも僕たちは上位チームに属している。(彼らと)十分に近いところにあると思うよ」と語った。
Additional reporting by Erwin Jaeggi
【関連ニュース】
【F1】テスト初日総合:各車ロングランに集中。マクラーレンは80周走行
【F1】2回目のテスト好発進のマッサ「まだやり残した仕事がある」
【F1】レッドブル、新車RB13に自信。「本命メルセデスに挑戦できる」
【F1】フェラーリの”隠し玉”。革新的インジェクションを開発中の噂
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Barcelona pre-season testing II |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |