【F1】マノー解散へ。スタッフを今月で解雇も、開発中の新車を公開

マノーは新たな投資家を迎え入れることができず、活動を継続するのを断念。しかし、これまで開発していた2017年用マシンの風洞モデルを公開した。

 マノーはチームに救世主となる新たな投資家を探していたが、この試みが失敗に終わったため、2017年シーズン開幕を待たずに、チームの歴史に幕を降ろすこととなった。

 マノーは今月初め、新たな資本家を探すことができず、管財人であるFRPアドバイザリーの管理下に入っていた。管理下に入ったマノーには複数の投資家が名乗りを上げたものの契約締結までには至らず、結局チームの存続は断念されることになった。

 212人のスタッフ全員には、金曜日中にこのことが伝えられ、この日は帰宅するよう指示があったという。彼らスタッフには、1月末までの給料は満額支払われることになっているという。

 FRPのジェフ・ロウリーは、「この困難な過程の中にもかかわらず、サポートをし、そしてプロフェッショナルな仕事を続けてくれたスタッフに感謝したい」と述べると共に、「仕事を失ったスタッフを支援するのが、共同管理者の次の焦点になる」と語っている。

 解散が決定したマノーだが、2017年シーズンに向け、ニューマシンMRT07の開発は続けられていた。

 このマシンは、チーフデザイナーをルカ・フルバドが、チーフエアロダイナミキストはニコラス・トンバジズが務めたもの。残念ながら実車が日の目を見ることはなくなったが、チームの解散が決まったこの日、メルセデスの風洞を使っての実験に用いられていたMRT07の1/2スケールモデルが公開された。

 このモデルは、2017年レギュレーションに沿って開発されたマシンの中で、一番最初に公表されたモデルということになる。

 motorsport.comのテクニカルエディターであるマット・サマーフィールドによれば、「気流をマシンの外に向かわせるコンセプトだ」という。

「新たなフロントウィングは、レギュレーションで要求された通り三角形状になっており、タイヤの正面を横切る気流を整えるためのカスケードを配置しているところから、チームがより積極的に気流をマシンの外側に向かわせるコンセプトを取っていることが読み取れる」

 そうサマーフィールドは解説する。

「マシン前部の気流をコントロールするY250ボーテックス(フロントウイングメインプレーン中央の平坦部分と、その外側の結合面で生み出される渦)は、フロントウイング中央部付近に設置された逆L字型をしたカスケードによって整流され、フロントタイヤへ干渉することを防いでいるようだ」

「サイドポンツーンに位置するエアフローコンディショナーは、残されたままだ。それは(外側のカスケードウイングによって整流された気流など)、周囲の気流を調整するのに役立つのかもしれない」

「少なくとも真正面から見ると、より広範に及ぶ三角形状のリヤウイングが妨げとなり、ミラーから後方を確認する上での視認性に対する懸念が生まれる可能性がある」

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シリーズ F1
チーム マノー
記事タイプ 速報ニュース