【F1】マルドナド「今年F1に戻るチャンスがあったけど断った」
パストール・マルドナドは、今季F1に戻るチャンスがあったものの、そのシートの戦闘力が低かったため断ったという。







パストール・マルドナドは、2015年限りでF1シートを失ってしまった。しかし、今シーズンに向け、多くのチームと話をしていたという。特にニコ・ロズベルグが引退を発表した後は、大きな期待を抱いていたという。
しかしマルドナドは、魅力ある選択肢がなかったとして、カムバックすることを断念したと語る。
「僕には経験があり、今年レースシートを得て、F1に戻ってくるチャンスがあった」
そうmotorsport.comに対して語った。
「もう少しでカムバックするところだったが、僕はしないことを決めた。僕が良い感触を持っていなかったり、良い形でそれができることが保証されていなければ、離れていた方が良い。だから、僕は断ったんだ」
マルドナドは、母国ベネズエラのエネルギー会社PDVSAにより、年間4600万ドル(50億円以上)の支援を受けていた。しかしPDVSAとルノーの間で支払いに関する論争が起き、その結果マルドナドのシートを得る契約を破棄することになった。
ベネズエラの経済不安により、マルドナドへの支援も疑問視されているが、マルドナド自身はそれが復帰の障害になることはないと主張する。
「それは非常に厳しい。景気には浮き沈みがあるから。そしてすぐに我々がこの状況から抜け出し、国が再び強くなることを望んでいる」
そうマルドナドは語った。
「でも、僕はそれが重要だとは思わない。戻ってくることはまだ可能だし、それはスポンサーだけの問題ではない。僕は今は戻りたくないと思ったから、ここ(F1)にいないんだ」
マルドナドは、”今は”F1に復帰することに積極的ではないという。しかし、戻ることは可能だと重ねて述べた。
「僕は人生には、F1よりも興味深いモノがあることを見つけた」
そうマルドナドは言う。
「それは全てのことじゃない。でも、僕はそれを知らなかった。なぜなら、僕は人生をモータースポーツに捧げたからだ。だって僕は、6歳の頃に始めたんだからね」
「朝起きた時に”OK!”と決めたら、それがF1に戻ってくる良いタイミングだと思う」
今年、何らかのレースをすることになるのかと尋ねられたマルドナドは、次のように語った。
「何かはするだろうけどね。でも、それが何かは分からない」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | Pastor Maldonado |
執筆者 | Lawrence Barretto |