【F1】「メディアは僕らの問題を誇張して騒いでいただけだ」とアロンソ
オーストラリアGPで12番手となったアロンソは、現状のチームの反応力に対して、まだ不十分であると主張している。









マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、シーズンオフの段階で、ホンダのパワーユニットは信頼性とパワーが欠けていることを訴えていた。
新しい年を迎えた時にチームが抱いていた希望は、シーズン前テストで砕け散ってしまった。失意のシーズンオフを過ごしたアロンソは、チームに対し、”ギヤチェンジ”と”強い反応”を要求している。
アロンソは、今のままでは昨年と同じポジションにいるだけだと主張し、現状の"反応"だけではまだ不十分だと語った。
マクラーレンとホンダの"反応"に対して訊かれたアロンソは、次のように語った。
「昼夜問わず、チームのみんなが現状を改善するために働いている。そうやって今回僕たちは、新しいパーツをたくさん用意した」
「今季より新しいルールが導入されたことで、メルセデスに追いつける絶好のチャンスができたんだ。エンジンのプロジェクトは3年目に入ったところだから、僕たちが目指しているものははるかに高いものだと思う」
「それでも昨年、僕たちは徐々にQ3まで戦えるようになった。50%の確率でQ3入りしていたし、入れなかったとしてもかなり近いところにいた。それなのに今年トップ5、6には入れなかったら、対応できたとは全く言えない」
問題は"誇張"されていた
アロンソは、オーストラリアGPのフリー走行2回目を12位で終えた。その結果は、シーズンオフで深刻な信頼性の問題に悩まされていたマクラーレンにとって、少なくとも悪いものではなかった。
アロンソは今回のポジティブな結果に対して、マクラーレンが抱えていた問題が、誇張されて騒がれていただけだと主張した。
「レースは日曜日にあるんだ。僕は今日の結果を良くも悪くも感じてない」
「シーズン前のマシンは非常に不調だったため、マシンについて学ぶための時間を多く失っている」
「それでも、バルセロナテストからフリー走行の前までに騒がれていたトラブルは、特にチーム外部から誇張されていたものだった。マクラーレン・ホンダが決別するとか、マシンが動かなくてレースできないだろうとか、妙なものだと、オープニングラップでリタイヤするんじゃないかとか、毎日続出しているそういう馬鹿げたことが面白くてたまらないだろう」
「でも、僕たちは走るたびに、やるべき仕事をこなしているんだ。毎週、毎日、チームは改善を行なっている。うまくいけば、さらなるポテンシャルを引き出すために必要な信頼性を少しずつ見いだせると思う」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | オーストラリアGP |
ロケーション | アルバートパーク・サーキット |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Pablo Elizalde |