【F1】メルセデス「アブダビでの"盲点"を改善してルール変更した」

メルセデスは、2016年アブダビGPで起きた出来事によってドライバー間のルールに"盲点"を発見したことを認め、そのルールを変更したと明かした。

 2016年F1最終戦アブダビGPのレース終盤、メルセデスのルイス・ハミルトンは、チームからの指示を無視して走行を続け、チーム内の波紋を呼んだ。

 その当時、ハミルトンが2016年ドライバーズチャンピオンになるためには、もはや自身が優勝しただけでは叶わなかった。彼が優勝し、チームメイトのニコ・ロズベルグが4位以下でなければならなかったのだ。そのためハミルトンは、最終戦アブダビGPのレース終盤で首位を走っていた際、走行ペースを落とし、2番手のロズベルグを背後に迫るライバルたちの方へ追いやった。

 最終的にハミルトンはそのレースで勝利を挙げたものの、2位入賞のロズベルグが彼に5ポイント差をつけてタイトルを獲得している。

 レース後、ハミルトンの行為に対しメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、2017年からハミルトンに対するアプローチを変える可能性を示唆していた。また、2月上旬には、引退したロズベルグの後任であるバルテリ・ボッタスが、新たなチームメイトとなるハミルトンと共に仕事していくための”厳しいルール”が、自分を待ち受けていると予期している。

 ウルフに対し、新たなドライバーラインアップを考慮に入れて、チームメイト間のバトルに関するルールに変更を行ったか訊くと次のように語った。

「そのルールは何年もの経験を重ねて改善してきたものだ。しかしアブダビGPを見ると、そこに"盲点"があることが判明した」

「今後もこれまでの雇用契約を継続していきたいし、チームとドライバーと観客の利益のためにさらに改善していけたらと思っている」

「(新たなルールは)これまでの基本的なコンセプトは残るが、おそらく別のものだと言えるだろう。少し調整し、欠けていた要素を追加したが、複雑なルールを設けたわけではない。まずはシーズンが始まってみないとわからない」

「(以前と比べると)ドライバー間の力関係が全く異なるものになったのかもしれない。それは他のチームとは異なっている可能性がある」

 ウルフによると、ハミルトンは昨年のロズベルグとのチャンピオン争いで”ひと段落”ついているようにみえるようだ。

「ルイスがチームに在籍し始めて4年以上経とうとしており、互いに仕事をしている期間も長い。お互いのことを知れば知るほど、関係は良くなっている」

「ここ数週間の彼は良い雰囲気だし、素晴らしい精神状態だ。すでに”去年の彼”とは区切りがついているようにみえた。あの一件での彼とチームのやりとりは、例外的なものだったのだろう」

「今のチームは良い感じだ。新たなチームメイトを迎えることによって力関係が変わってくる可能性もあるだろうが、私はポジティブに感じている」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン , バルテリ ボッタス
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース